コノノN°1「コンゴトロニクス」「コンゴトロニクス2」2006/06/15 23:37

congo
たまに足を運ぶと必ず何か買ってしまうタワーレコードのワールドミュージックコーナー。
昨年、衝撃的な出会いをしました。
コノノN°1の「コンゴトロニクス」。
そしてコノノとその周辺のオムニバス「コンゴトロニクス2」。
ベルギーのレーベル「クラムド」からでているもので、
すんごいよーっこれ!
コンゴで録音したものらしいです。
キンシャサって書いてるから旧ザイール(今もあるの?)。
あのモハメドアリがジョージファマンからタイトルをとった地。
アリ、ムバイエ!(イノキ、ボンバイエの元祖のことば)と人々が叫んだ場所。
ココノのメイン楽器はリケンベ。
楽器屋さんにおいてありますので、よくギターの試奏の合間に暇つぶしがてら、
いじったことがあるかと思いますが、
アフリカの楽器で、親指ピアノと呼ばれる素朴な音のする楽器です。
の、はずだったのです。
で、あるべきだったのですが、
えっ!
ディストーション?オーバードライヴ?
素朴なあの音がどこいった。
そう、自分達で電気リケンベにしてしまったようです。アンプまでつないで…
音楽自体もすごい
これがリアルアフロ!
土着の音です。
コード進行なんてないし、リケンベと歌が音程が合ってるのか合ってないのか…
多分そんなことはどうでも良いんでしょ。
はっきりいって西洋音楽ではありません。ポップスでもありません。
肌触りの良い気持ちよさなんかありません。
そこにはリズムの渦の中、歪んだリケンベの音が呪文の様にリフを繰り返し、
人間の肉声が鳴り響き、共鳴し合っている、エネルギーの固まりのみが存在しています。
まいった!
これやられたらどんな音楽も小綺麗なおぼっちゃまおじょうちゃまに感じてしまいます。
非常に原始的な音楽ですが、魂に直接響いてきます。
トラース状態になる音楽って、こういうのでしょうね。
「コンゴトロニクス2」にはDVDもついていて、いわゆるLIVE映像も見れるんですが、
いいですねー。
踊りが必ずついています。グループによっては、ちょっとした寸劇のような動作をしながら踊っているものもあります。
腰つきがみんな凄いんです。活き活きしてます。
着飾った若い女の子がかわいいんです。歌っている痩せたおやじがイカしてるんです。
みんなが音楽の中に入り込んで本当楽しそうにリズムを刻んでいる光景は、ほんとほんと美しいです。
すべての音楽の基がここに!
1度で良いから体験してみたいです。
と思っていたら、なんと8月27日日比谷野音に来るそうです。
やったー行こー!
みんな!いこーぜ!
でもこれは無責任に誘えないなー(濃すぎるから)
絶対チケット余ってるはず。
まず売り切れはないでしょう。自信あります。

でも正直、DVDはともかく、CDのやたら長く感じること…
ずーーーーーーーーーーーーーーっと、同じようなリズムのくりかえし…
です。

KONONO N°1/CONGOTORONICS
Crammed Discs, Craw27
1.LUFUALA NDONGA
2.MASIKULU
3.KULE KULE
4.UNGUDI WELE WELE
5.PARADISO
6.KULE KULE REPRISE
7.MAMA LIZA

CONGOTORONICS2/BUZZ'N'RUMBLE FROM THE URB'N'JUNGLE
Crammed Discs, Craw29
1.Wasanka Sankayi+Kasai Allstars
WA MULUENDU
2.Kasai Allstars
KOYILE/NYEKA NYEKA
3.Sobanza Mimanisa
KIWEMBO
4.Kasai Allstars
KUBUANGOYI
5.Kisanzi Congo
SOIF CONJUGALE
6.Masanka Sankayi
LE LABOUREUR
7.Bolia We Ndeka
Bosamba Ndeke
8.Basokin
MULUME
9.Konono N°1
T.P.COULEUR CAFE

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