ジャニス・ジョプリン/コズミック・ブルースを歌う2007/01/21 22:32

janis joplin kozmic blues
20年ぶりでしょうか、
ターンテーブルにこのLPのせたの…
名作「チープ・スリル」のあと、ということで
なかなかとりあげられることのないこのアルバムですが、
唯一私がもってるジャニスのオリジナル板がこれです。
当時はやりの、ブラスセクション入りで、チープ…好きの方は、「ちょっと…」というかも。
私は好きですよ、このアルバム。
特に1曲目「Try」2曲目「Maybe」は最高!
Tryのベースの出だしで背筋がゾクゾクです!
尻上がりに盛り上がって最後はジャニスシャウト!
チュラーーーーーー(チュラさんもびっくり)
Maybeがまた泣ける。
魂こもってますね!
そういえば、ほとんどこの2曲聴けば満足してて、他がどんなんだったかいまひとつ覚えてないので
いい機会だから聴いてみましょう(20年なにやってたの?)。
いやいや聴いてみれば、これこれって感じで甦ってきましたよ。
3曲目はドドドドブルース。ジャニスのドスの聞いた声が3つのコードに絡み合って
「大変おいしゅうございます」
B面が以外と渋くていい。う〜ん、いい。
タイトル曲の2も、ちょっと「サマータイム」っぽくて、女の情念感じます。
ワーっコズミックええわー!
特にマイナーからメジャーに変わった瞬間!
人生やねー!
ジャニスだって当時はこの曲の様に、苦悩の後の晴れやかな未来を夢みてたかと思うと、ちょっぴり涙…
「Little Girl Blue」がまたかわいらしいジャニスがいい味で歌ってます。
あの凄い声でも、かわいく聞こえるんです。
こういう曲こそジャニスの魅力なんでしょうね。
アルバム全体結構まとまってて聴きやすいですね。
ジャニスの声が嫌いな方はどう聴いてもダメでしょうけど。
歌い方に余裕みたいなものを感じます。
曲調もロックというより、ブルースっぽくて、
自分のルーツミュージックをじっくりと腰据えてやってる感じ。
この頃の録音された音って生っぽくていいですね。
そのかわり演奏力がモロわかりですが。
はじめてジャニスを体験した時は、たしかウッドストックかなんか野外フェスのフィルムで、
「このヒステリー女うるさすぎ!」って正直思いました。でも釘付け!
たしかそのときコズミックブルースだったような…
だって、あんな髪振り乱して絶叫する歌手なんて、見たこと無かったんですから。
衝撃でした。
クリーム、ジミヘン、ジャニス、ゼップ…あのころのカリスマは、最初はグー!。
最初から強烈でしたねー!
いつまでたってもあの人達は年上のくもの上の存在ですね。
そしていまあらためて聴くジャニスに乾杯!(ブラック珈琲で…)

Janis Joplin/I Got Dem Ol' Kozmic BLues Again Mama 1969 CBS/SONY 25AP 1244
Side:A
1.TRY
2.Maybe
3.One Good Man
4.As Good As You've Been To This World
Side:B
1.To Love Somebody
2.Kozmic BLUES
3.Little Girl Blue
4.Work Me, Load

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