ビバ・ラ・ムジカ 奥村恵子著2006/07/09 13:38

viva
母なる大地、アフリカ…
ちょっとかぶれてます。
普段本なんてめったに読まない私ですが、
先日タワーレコード渋谷店のワールドミュージックコーナーにおいてあった1冊の本に目が泊まりました。
VIVA LA MUSICA ビバ★ラ★ムジカ
著者はパーカッショニストの奥村恵子さんです。
ファンクバンド「じゃがらた」の方だそうで。
失礼ながら奥村さんのことは知りません。(じゃがらたも。CDもまだ持ってません。近いうちに探します)
太鼓の音を求めて南米からアフリカまで、リズム一つで世界を渡り歩く放浪期。
22才でアメリカ旅行へ。3ヶ月後、そのままメキシコ(語学留学という理由を付けて)へ。
そこからコロンビアの名も無い島へ。
1年後とりあえず帰国後またニューヨーク(サルサ)〜ブラジル〜プエルトリコそして再びニューヨーク
とよくもまあこれだけ回れるものです。
来日中のパパ・ウェンバ&ビラ・ムジカと出会い、セッション。
アフリカ〜パリ、そしてパパ・ウェンバのメンバーに。最後はキンサシャ(コンゴ凱旋)。
あくまでも自由で、そして調和があり、文章からだけでもうすっかりアフリカへ行った気分になってしまいました。
そしてそれぞれの地での出会い、分かれ、挫折、喜び…
人間っていいな。生きてるっていいな。って思いました。
DVDも入ってたので、現地の演奏も見ることが出来ました。
音楽ってこういうことか…というヒントみたいなものをもらった気がします。
心の豊かさってなんなんだということを 考えさせられました。
アフリカンビート…
刺激的で魅力的です。
88年の斑尾にティトプエンテのゲストでちょっとだけ出て来た日本人女性が奥村さんだそうで、ということは私見てました!!
なんか記憶にあるようなないような。
ニューヨークにいたときの知り合いがバックバンドのメンバーだったそうです。
人生チャンスやきっかけは色んなところに転がっているもんなんですね。

リケンベ(カリンバ、親指ピアノ)2006/07/09 14:17

rikennbe
リケンベ制作キットを購入して、自作のリケンベが出来ました。
どうです!
良いでしょ!
リケンベはアフリカの楽器、カリンバ、親指ピアノ等とも言われているようです。
地域によって呼び名や、形、音階や鍵盤数がちがうようです。
まあ一番簡単なやつということで鍵盤8っつの四角い箱形にしました。
ちょっと前紹介した
コノノN°1 http://taylor.asablo.jp/blog/2006/06/15/406671
みたいにギンギンに歪んだ電子リケンベにしようと、
引き出しのジャンクボックスに眠っていた、ピエゾピックアップを取り付けました。
もともと工作は好きなのですが(美大卒ですから)
技術家庭科の製図とか木工、金工などキッチリしたものが大嫌い!
プラモデルもかならず作りながら壊してるか、セメダインだらけ、
あげくの果ては大きな外枠だけくっつけて、くやしいながら満足したふり。
そんな私が久々の緻密な工作(それほどでもないはずだが)に挑んだわけで、
当然
あれっ ネジ山がこわれ… イテッ!ペンチで手はさんだ!
あっ音でない
でたとおもったらなんか音がちっちゃいぞ…、っとおもったら配線切れた!
またハンダ。ハンダがおおきくなっちくーーー。
ボディが割れたーーー
なんじゃこれはーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
に・く・た・ら・しー!!!!

悪戦苦闘の結果なんとか組み立てられました。
ふーーーーーーーーーっ

唯一楽しんだのがペインティング。
ご覧の通り、おもいっきし遊びました。
アバンギャルドなアクションペイント(美大卒ですから、ちょっと古いかな、20年まえだもんな)。
ペンキたらしたり、引っ掻いたり、
たのしいいいいいいいいいい
部屋の中シンナーくさい。
手なんかペンキだらけ。
あれっ、最近悩んでた手荒れ(ヒビ割れ)が良くなってるぞ。
オロナインよりシンナーの方が手あれには効きます。

電気系はまだ満足ではありませんが(まるでスーパー亜久里のマシン)
バージョンアップはいずれ出来るでしょう。
まずは1度完成させないことには、気・が・済・ま・な・い性格なので
これにて1時終了。
チューニングはGのメジャーペンタ(ブルースハープCのファーストポジション)を採用!
これでブルースできます。ちょっとした演歌も。
机の上で叩いたら、机の下から低音が…きもちいい。
かたい大きな箱いれると結構生音でも大きい音かも。

パパ・ウエンバ2006/07/12 22:37

papa
1988年アフリカ、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の英雄
パパ・ウエンバ初のインターナショナルアルバムです。
ちょっと前紹介した、奥村恵子さんがメンバーになったのがちょうどこの後頃ではないでしょうか。
ひとよんでルンバ・ロックだそうで。
アフリカンポップスってこんな感じ…ってなもんです。
最初スピーカーからやや小さめで聴いてたので、
結構こぎれいで、なんかパワー感じないなーと思っていたのですが。
帰宅途中の電車の中でMY I PODで大音量で聴いていたところ、
見えてきました、見えてきました。
元気に飛び回って歌い踊るメンバー達が…。
いいぞいいぞノリノリだ!
録音が軽めなので小さい音では気がつかなかったのですが、
凄いこのLIVE感!
熱気ムンムン!
なにより歌が力強い!またこの強い声でハモるんですよ、綺麗に!
ギターが高音のリフを繰り返し(アルペジオとはちょっとちがう)
ドラムは淡々とリズムを刻み、ベースが軽やかについていく…。
ほんと小さい音では気がつかなかったのですが、
これらのバッキングにパーカッションがうまく絡み、
なによりヴォーカルがリズムに絡んでくるんです。
そうすべての楽器がすべてのリズムが気持ちよく交わって、
すんごいパワーで迫ってくるんです。
大迫力!
思わず電車の中で腰振ってました。ふりふり…
最近はこの腰ふりが日課になってしまって、
これやりたいが為に、会社行ってるみたいな(朝会社つくと帰り時間が待ちどうしい)。
朝は、オネム感覚をもそっと味わいたい気分なので、小さい音で軽やかに…
なんか最近アフロおぼえて、ちょっと気分がいいんです!
なにかもやもやが吹っ切れたような、なにかがはじけたような、
感覚的な何かをつかんだというか、目標がやっと見えたというか。
単純にこんなのやりたいってのもありますが、それともちょっと違うなにか…。
こころの余裕か自信かよりどころか、おぼろげながらのものが形として見えて来たというか…。
とにかくアフロです。
確実に何かを植え付けてくれました。
奥村さんの本の中では、インターナショナル路線に行ってしまったパパは
いわゆるアフロなパワーが半減しているというように書いてました。
本当のこの人はもっと土着な濃い味でガンガンくるんでしょうね。土着黒汁〜
なんか想像できます。でも想像以上でしょうね生見たら。
これ以前のも探してみよっと。
このパパって人日本公演をしたらしく、えらい日本を気に入ってたみたいで
(じっさい奥村さんとこのときであっていきなりステージ上げてセッションだったらしい)
2曲目なんか、もしもし。ありがと、みなさんこんばんわ、あおやま、ろっぽんぎ…
ラップのごとく、歌いまくっております。
さいこーにたのしいですよーーーん!
母なる大地が与えたもうた人類共通の喜び…音楽!
ビバ・ラ・ムジカ!!!

Papa Wemba 1988 Sitern's Africa RICE Record SAR-106
1.M'fono Yami ム・フォノ・ヤミ
2.Bakwetu   バクウェトゥ
3.Analengo   アナレンゴ
4.Mukaji    ムカジ・ワニィ
5.Bombayi   ボクラカ
6.Hambai Ede アムバイ・エデ
7.Esclave   奴隷

キムチ/上野物産2006/07/15 23:02

uenobussan
暑いですね。
もう梅雨明けですか。
まだこれからもう一雨来そうですが。
蒸し暑いときは、冷たいものばっか食べたくなって、
食事が進まない…。
ということで、夏バテ対策!
上野へいってキムチ買ってきました。
前回とちがうところで、上野物産さんです。
http://kimchi.jangsa.org/index.php
帰郷にそなえて品川で降りてみどりの窓口並んでるときに、
鞄の中からいいにおいが…
おもわず下へ…
家帰ってさっそく食べました。
いいですねー
暑い夏に汗かいて…
パワーアップ!!!
ここのキムチ結構辛い!
かなりの辛いものOKの私ですが。
効く効く。
でもこの辛さがたまんねー。ごはん2合たべちゃいました。
もちろんゴマの葉の醤油漬けも。(どっちかつうとこっちがマイブーム)
これで2週間はもつな!
みなさん風邪引かない様に注意しましょう。

WE LOVE 子供ばんど2006/07/16 20:48

kodomo band
あ〜つい、な〜つが またまたやってくるぜ〜!(もう来ちゃった?)
あついから、さまー…たいむぶるーす BY子供ばんど!
うじきつよしよ、ギターひいてくれー!!!
これぞ日本のおふざけ真面目ばんどのパイオニア!
ロックといえば、ややうつむき加減でクールにくわえたばこで長々渋くギターソロをきめる!
ってえのが定番だった頃、突如登場したお祭りばんど。
唯一無二の存在でした。
のちの爆風スランプへと受け継がれるお笑いロックへの道を作った?
笑うギターと明るいハードロックは、ヴァンヘイレンか子供ばんどか…。
散々ほめたあげく、はじめてCD(音源)買いました。
たしかに彼らのこと好きですが、はっきり言ってうちで鑑賞するものではありませんでした。
でも、でも、でも
当時よくあった、ラジオやテレビの主催する無料ライヴで必ず最初の方で盛り上げてくれる、
分相応をわきまえたすばらしいサービス精神と、
のっけからアクセル全開のパワフルな出し惜しみ無しの100%LIVEには、
感動と興奮を客席全体で共有いたしました。
そうです正真正銘のLIVEばんどなんです。うーんすんばらしい。
今改めて聴いてみると、
…やっぱり鑑賞向きではないですね。
でもロックの熱いビートに胸躍らせ「5時サタマガジン無料ライヴ」を身に名古屋港会場に言ったことを
昨日のことの様に思い出しました。
“じっく”の弾く赤と白のYAMAHA SGのなんと王者の風格が漂っていたことか。
そうだ、爆風スランプの史上最悪のヘビーメタルナンバー“たいやき焼けた”を聴いたのも確かこの時
このCDでもやはり“サマータイムブルース”が最大のハイライト。他は全部捨て曲!(ごめん)
今回はやたら、でも、が多いんですが
でもこのアルバム聴きながらロック少年の自分を思い出しニヤニヤしてしまうのがやたら楽しいです。
ほんと
わたしはまだまだこどもだよ!
どうにもならないこのきもち
どうすりゃいいのさ、さまーたいーぶるー!
じっくー!ギター弾いてくれー!
日曜朝の報道番組なんかやめてさー(最近出てます?)、ぎたーひいてくれー!
さあ みんなでおどろじゃないか
やなことわすれて、おどろじゃないか…(生ライヴ3回ぐらいしか見てないけど歌詞知ってるよ)

WE LOVE 子供ばんど  1980 PONY CANYON PCCA-00590
1.のら猫
2.キャプテンキッド
3.頑張れ子供ばんど
4.電車のうた
5.ロックンロール・トゥナイト
6.赤いBODY(鬼のハイウェイ・パトローラー)
7.ターザンの逆襲
8.ものめずらしげに
9.サマータイム・ブルース
10.踊ろじゃないか

いやな奴2006/07/18 22:31

クリーム好きなら知っている。
ジンジャーベイカーのいやな奴…
久々登場、身近に存在するいやな奴コーナーでーす!
今回は日本国内某所に住む、テキサスキング狼ロングブッカードラゴン女?さまからの情報で
、もちろんテーラーが実際に体験したことでもあります。よくあることです。
歩道歩いてると、向かい側から歩いてくる人とぶつかりそうになったことありません?
思わず鉢合わせ(ハチアワセってこんな字だったんだ)になったり、直前に回避したり。
普通ならどちらともなく“すみません”せめてぶつかったら“大丈夫?”ぐらい、
もしくはそんな目や態度をとりますよね。
最初っから“私こことおるの”って光線を発して端っこ歩いてる人ならわかりますが(おばはんがおおいね)、
先日あった人は、雨の日のカップル(30ぐらいかな)。
歩道は3人ぐらいは余裕で歩ける歩道です。
バカップルはど真ん中を2人で…。
端っこよってくれりゃ3人すれ違えるんですが、2人が真ん中だと、
わたしはバス停と抱き合うはめになるではないですか。
“わたしどけません”光線を目一杯発したのですが、バカップルの男の傘と私の傘がグシャン!
こちらは覚悟の上、だってこれ以上どいたら道路歩くしか無いですよ。
バカボンはこっち睨んで「なんだこいつ!」
音楽聴いてたので(アフロミュージック)はっきり分かりませんが、たぶんこんなこといってたようです。
なんでこっちが文句言われなきゃなんネーのか、むかつきましたが、
最近はこういう些細なことが事件になってしまいます。
むこうもそのままいってしまったので、それっきりでしたが…。
駅前なんか結構よくあります。
肩と肩がぶつかって、“I'm sorry”ではなく、無言で筋肉盛り上げて朝青龍よりもするどいカチアゲ。
ほとんどがサラリーマンのオジさんです。
日頃しいたげられてストレスたまってるのは分かりますが、
こんな無意味なところで空威張りしてどーすんの?
そんなんじゃ渋谷の交差点歩けないよ。
チーマーにかつあげされちゃうよ。
怒るよりあきれて、かわいそうになります。
それと電車降りる時、押した押さないで睨み合い、口論になり、
しまいにはネクタイ引っ張り合って取っ組み合ってるおっさん…
勘弁してよ。
サラリーマンがみんなこういう人種だと思われます。
オヤジバンドやってる人なんかは、こういうことなさそうですね。
電車のなか多分イヤホンしてニヤニヤしてますから…

ティト・プエンテ/プエンテ・ゴーズ・ジャズ2006/07/20 22:54

tito
夏だ!
まだ梅雨あけない!
湿気がうっとうしい!
こんなときこそ底抜けに明るくギンギンに行こうぜ!
ってことで
待ってました、我らがティト!!!!
ジャケット写真は、思わずコント55号ジローさん。
こりゃまた失礼いたしました(それは植木さん)
この楽しそうに太鼓をたたいているトッちゃん坊やが、
あの、サルサの帝王でございます。
ニューヨークの帝王、バーンガニアってのがいましたが
この人が元祖ニューヨークの帝王、ブルーノサンナルチノより古いんです(ほんと?)
洋盤なので何年頃の作品なのかちょっと分かりませんが、
ティトがこの若さでにやにやと白黒写真に写っているので、結構古いでしょうね。
1956なんて字が見えますのでそれぐらいかな。
プエルトリコ(プエルト・リコ)の音楽とジャズ等が混じって(キューバも入ってる?)、何ともイカす音楽サルサになった訳ですが
マンボなんかも似たような感じで('50ぐらいのキューバ)
この頃の('50,'60)は中南米とジャズ等のアメリカ音楽がはじけ合ったポップスルネッサンス(もちろんプレスリー、ビートルズも)ですね。
なんて偉そうなうんちくを本片手に書いてる私はエセ音楽ジャーナリスト。
そんな私がなにをいいたいかっていうと、
ティトといえば'88年の斑尾ジャズフェスなんですよ!
初めて体験した芝生の上でのジャズフェスの、ライオネルハンプトンを向こうに回し、
やんや、やんやの喝采を独り占めにした張本人がティトなんです。
なにせ自分のステージで散々見事なゴージャスなパワフルなティンバレンスソロをバシバシ決めてたかと思うと、
ハンプトン楽団の時はステージ袖で最初はじっと見てたんですが、
そのうちハンプトンの隣にのこのこやってきて1台ヴィブラフォンを二人でたたき出したのです。
それだけでなくピアノまで二人で弾いたり、たぶん飛び入りだったと思うのですが、
好き放題のり放題でした。
夜のジャムセッションでは、当時の斑尾恒例ドラム合戦で、5台のセットだけが並ぶみごとなセッションを
またステージ袖でみているジジイが一人…
いつの間にかひとのフロアドラムをたたき出し、
あげくの果てには、自分のティンバレンスを引っ張りだして曲中に急遽セッティング、
おいしいところをぜーーーんぶもっていってしまったのであります。
さすがラティーーーーーーーーーノ!
その明るさと、ノリの良さ、図々しさ。たまりまへん、
忘れられない初めてのジャズフェスがすんごいものとなってしまいました。
ティトはもう逝ってしまったけど。
はよ復活してくれ ま・だ・ら・お!
このCDではそんなティトの魅力がいっぱいです。
曲自体は全編、どっかのスパイ映画かルパン三世の出来損ないっぽい曲ですが(失礼)
ビッグバンドをバックにトコスコトコスコと気持ちよくティトが太鼓入れて
底抜けに明るい、底抜け脱線ゲームです。
うっとうしさを打ち破るにはさいこーです。
真夏だとちょっと暑苦しいかも…
エネルギッシュ、アブラギッシュ、ギルガメッシュなラティーノナイツには
サルサの帝王がぴったり
とびます!とびます!

Tito Puente/Puente Goes Jazz 1993 BGM Music 66148-2
1.What Is This Thing Called Love
2.Tiny-Not Ghengis
3.What Are You Doin', Honey
4.Lotus Land
5.Lucky Dog
6.Birdland After Dark
7.That's A Puente
8.Yesterdays
9.Terry Cloth
10.Tito 'in

支那そば勝丸2006/07/23 22:43

目黒はわたしにとって最高のラーメン激戦区!
いつもどこ行こうか迷ってしまいます。
今回は勝丸行ってきました。
ここの煮干し味がどうしても喰いたくなったのです。
小さい頃慣れ親しんだ“煮干し”のラーメン。
やっぱりラーメンライスで…
炭水化物同士の超逆ダイエット食法!!!!!
やめられまへんなー!!!!!
さすがに店の中で、汁の中にごはんを入れることはしませんでしたが、
煮干しスープの最後はぜひ猫まんまで締めたいですね。
青森では“ちゃぺライス”と言って、王道はみそ汁とご飯ですが、
よく親から聴く戦時中(戦前?)の話で
「夜鳴きそば(屋台)をたべた次の日は、汁にご飯入れて食べた」という言葉を思い出します。
本当うまい!
ごはんと煮干し!
ちゃぺライスのことばかり言ってますが、ちぢれ麺がこのスープにはよくあっていて最高!
最近のラーメン好きの人はあまり知らないだろうなこの味…
そういえば新横浜のラーメン博物館にも出店してますが、他の店が1、2時間待ちなのに「勝丸」は待ち時間15分でした。
私はせっかく来たのだから超有名な「支那●●や」へ2時間まちで行きましたが、「おれの時間を返せ!」でした。
だって単なる純粋なる支那そばですよ。いいとこ待ち無しで500円ですね
私的には絶対勝丸の勝ち!
今日は“屋台物語”という34年ぶりの復刻版を焼豚でいただきました。
なにがレギラーと違うかははっきりいって分かりません。
ただあの煮干しスープは一緒!!
私は固いチャーシューでOKなのですが、ややプルプル気味で、まずくはないけどちょっと残念!
あくまで幼い頃たべてたあの味してほしかった。
1人前食べれなかった頃、ちっちゃい皿におかあちゃんにとってもらって食べたあの味…
勝丸で食べるとあの時を思い出します。
そういえば店内にはねぶたの画がかざってあったりして…
もしかして店長は青森?
またこよっと

PS、炭水化物同士の対決と言えば、名古屋時代は「焼きそば定食」が好きでした。名古屋の喫茶店には必ずありました。
鉄板(ステーキ皿)に目玉焼きと焼きそば、コーミソースをどばっとかけて、赤出しとライス大盛り!
なつかしい名古屋のB級グルメです。

デレック・トラックス・バンド/ソングラインズ2006/07/25 23:20

derek songlines
現在のオールマンブラザースバンドの、デレックトラックスです。
以前紹介してたつもりですが、してなかったっけ?
まっいいか。
最新アルバムです。
テーラーも40超えて、
かつての名作やら、まだ聴いてなかった偉大なる遺産の発掘についつい力を入れてしまうあまり、どうしても新しいものには目がいかないのすが、
さすがにこの若きスライドマスターだけは無視できません。
若手のロック界はどうしても色物的っていうか、中身が詰まってないで、ただかっこだけ、ただ切れればいい的な感じを受けてしまって(これがジジイの始まりでしょうか)
どうしてもジャズ系の人の方がセンスや実力、音楽そのものからのエネルギーを感じる今日この頃なんです。
でもこのデレックだけは別格!
なにせジャズ、ロック、ソウル、ワールドミュージックといったジャンルを軽々と超えて、すべてを消化しきって、
いやいや本人はまだまだ消化途中なんでしょうが、とにかく違和感無くワイドな世界です。
ジャケットデザインにもいえるんですが、この人はやっぱりアフリカが占める割合が多いと思います。
本人が意識してるのか、それとも彼のフィールドであるアメリカ南部のブラックミュージック経由で感じるのかは分かりませんが、ほんと大地の香りがしてサバンナのチータの糞の香りがしそうです。
いやキリンかな、いやいや禿鷹についばまれたレイヨウ?
とにかく大地と朝日と夕日と星空が似合います。
ジャズファン、ロックファン、ソウルファン…色んな人が聴けます。
もちろんギタープレイは天下一品。
それぞれの楽器もいい感じで余裕のプレイです。やっぱこういうバンドはベースがいいですね。
パーッカションも、オルガンも、ドラムも…全部じゃねーかよ!
おととし?のブルースカーニバル、うるさいブルースおやじが「なんだこの若い白人は…ろっくじゃねーか!」なんて罵声をあびせてましたが、ステージ後半では大喜びで拍手喝采を送ってました。ざまーみろ!ばーか!
音楽の持つ力ってものを、実力ってものをまざまざと見せつけられました。
インド音楽、デルタブルース、アフロリズム、ジャジーなグリーンスリーブスまでありーの、
バラエティーに飛んでいながら、しっかりトータルな音作りされてる本作は、間違いなく本物のミュージシャンが作った本物の作品です。
けっして聴いてて難しくないです。ヒューマンで希望にあふれたれた、
素敵な音楽ですよ。

THE DEREK TRUCKS BAND/SONGLINES 2006 SONY BGM ENTERTAINMENT SICP1064
1.Volunteered Slavery
2.I'll Find My Way
3.Crow Jane
4.Sahid Teri Bandi - Maki Madni
5.Chevrolet
6.Sailing On
7.Revolution
8.I'd Rather Be Blind, Crippled And Crazy
9.All I Do
10.Mahjoun
11.Greensleeves
12.I Wish I Knew(How It World Feel To Be Free)
13.This Sky

Derek Trucks - Guitar&Dobro
Todd Smallie - Bass&Vocals
Yonrico Scott - Drums,Percussion&Vocals
Kofi Burbrige - Keyboards,Fulute&Vocals
Mike Mattison ~ Vocals
Count M'Butu ~ Congas&Percussion
Jay Joyce ~ Keyboards

1993斑尾とトム・ハレル/ジ・アート・オブ・リズム2006/07/30 21:54

madarao & tom
Newport Jazz Festival in 斑尾
「真夏の夜のJazz」で有名な、1954年から続くジャズフェスを、1982年から信州斑尾高原へもってきたものです。
私は1988年より毎年訪れてますが、
1992年、事情により行けなかったとき、友人から
「今年は変なやつが出てたぞ」という話を聞きました。
「演奏中は自分のソロが来るまでじっと下を向いたまま、ちょっと危なそうだった」
演奏は?と聴くと、意外といい!という、なんとも訳の分からない返事。
まっどうせ見れなかったんだから、とういことで1年が過ぎ、迎えた1993年。
あいつだー!
ジョンファディスとともにマダラオオールスターズとしてステージ中央に
ちょっとい大きめなトランペット(フリューゲルホーン)を持ったまま、
下を見たまま動かない、奇妙なやつ!
トム・ハレル!
衝撃的な出会いでございました。
こいつかー、たしかに変なやつ。見た感じはほんと近寄りたくないタイプのかたです。
やはり、精神の障害がある方らしく、一種独特の雰囲気を醸し出してました。
ジョンファディスが散々超ハイトーンでハイテンションなパフォーマンスで
晴れ渡った斑尾高原を大いにわかせた後、
さーきました。彼、トムハレルのソロです。
あったかみのある深い味わいのフリューゲルホーンから出される魔法のような、
不思議な魅力的なフレーズが目の前で踊りだしました。
うおおおおおっ、ななななんなんだーーーー!
けっして派手さはないものの、ズルズルとトムワールドに開場全体が吸い込まれて行く瞬間でした。
見た感じはどうしても、危ない、視点が合ってない、放心状態のMr.ビーンのようですが、
出てくるフレーズのなんと魂の入った美しいそして力強い音なんでしょう。
音が生きてるってこのことなんだと、認識しました。
ソロ以外はまた静かに下を向いてじっと動かず、動いたかなと思ったら、
下向いたままホーンを口に当てたまま腕を激しく上下させ、いったいなにしてんだろ、つばでもとってんのかな、
ほとんどスケベ行動のようにしか見えないその動きは、やはり危険がいっぱいであやしい。
そのかくトムの存在が気になって気になって、トムの音が気になって、気になってしょうがないステージでした。
世界には色んな人がいるんですね、特に芸術家には…。
斑尾で体験してからしばらくしてこのCDを見つけました。偶然です。
だいたいCDやさんに「トム・ハレル」なんてコーナーはあるはずも無く、
本当偶然に見つけました。
全体に中南米タッチの音、曲が多く、ジャズの枠を軽く超えてしまった感じを受けます。
音楽というより、トムがパステルか水彩かなんかでクロッキー、スケッチしている感じでしょうか。
肩凝る感じはなくリラックスしてますが、結構楽曲的に凝ったアレンジが随所にみられ、
飽きのこないスリル感も得ることが出来ます。
3はジョシュア・レッドマンの実父デューイ・レッドマンがテナーで、
6はマイクスターンがギターでと共演者もすごい。
奇人変人っぽい印象しか書いてませんが、単純にポップなものではないにしても、
奇妙さや、難しさを感じない、聴きやすさを持ってます。
ボサノバ調のギターがはいったり、パーカッションが効果的なので、ちょうどいい重さ(軽さ)になってます。
トムさま、あんたは凄い!
たぶんこのような我々の思いは届きそうにないですが、
マイペースで人間の創造の極地を開拓して行ってください。
8月第一週末…
ことしも斑尾はただの伝説話だけのようです。

Tom Harrell/The Art Rhythm BMG 1998 BVCJ-656(09026-68924-2)
1.RETALS DANSE
2.MADRID
3.OASIS
4.CARIBE
5.DOO BOP
6.EXIT IN
7.RECITATION
8.LAS ALMAS
9.CINCO QUATRO
10.SAMBA DO AMOR