ライ・クーダー/ショー・タイム(ライヴ)2006/01/27 22:07

ry show time
最近ではキューバ音楽の世界的ブームを作ったことでしられる
ライ・クーダーですが、ここでは1976年のライヴを紹介します。
アメリカ〜って感じの1、唯一のスタジオ録音に導かれて、
2からがライヴてす。
ライのギター1本にゴスペル調のコーラスが絡み、ライ・クーダーワールドの始まり始まり…。
続く3はアコギのスライドで渋ーく決めて、これもコーラスがかっこ良く盛り上げる。
ソロもライ一人で見事に決めて拍手喝采!
アメリカンミュージックって良いねー
静かに4が始まりここでついにアコーディオンのフラーコ・ヒメネス登場!
ライのエレキスライドも入りじっくりと酔わせます。
そして出ました5で、フラーコ独壇場!アコーディオンってかっこいい!
テックスメックス!もろメキシコ、テキサスあたりの匂いをプンプンさせて、歌え踊れの大騒ぎ的な楽しさです。
ジャズもロックもカントリーも、みんな、みんなお友達、テキサスに集まれー!
6はスペイン語で静かながら情熱的なラヴソング(らしい)。
ラテンなのだが出だしのギターの音色はちょっぴりトロピカル。
7もゆっくりナンバー。ラッパとアコーディオンがメキシコ情緒をかき立てます。
ソロのスライドもムーディーでメロディアス。とろけるような味わいです。
ラストの8はちょっと泥臭く、ちょっとファンキー、ちょっとブルージー!
この「ちょっと」がライ・クーダーらしい粋でカッコいいところ。
さすが元祖ワールドミュージック!
いわゆる既成のロックとはリズムの作り等がちょっと違います。
ドラムなんかはどちらかと言うとパーカッション的、
ベースも余分なことはせず、ギターとのハーモニーに徹する感じ。
なんてったってコーラス隊が強力!
それとこの人のバンドにはどんな楽器を持って行っても、参加できそうな楽しい雰囲気が漂ってます。
最近は音楽、いわゆる「音を楽しむ」ってことを私自身意識していますが、
このアルバムはその意識を決定づけた重要な作品です。
リズムとメロディーさえあればどこでも誰とでも音楽はできるという、
単純だけど忘れがちなミュージシャンスピリットを強烈にかき立てるライ・クーダーのショータイム!です。

Ry Cooder/Show Time 1977 Warner Bros.Record WPCP-3156
1.School Is Out
2.Alimony
3.Jesus On The Street
4.The Dark End Of The Street
5.Viva Seguin/Do Re Mi
6.Volver,Volver きみのところへ帰りたい
7.How Can A Poor Man Stand Such Times And Live 貧しい男が生きるには
8.Smack Dab In The MIddle

1976年12月14、15日 於 サンフランシスコ グレート・アメリカン・ミュージック・ホール
ライ・クーダー(ヴォーカル、ギター)
フラーコ・ヒメネス(アコーディオン)
フランク・ビリャレアル(アルト・サックス)
ジェシー・ポンセ(バホ・セスト)
ヘンリー・“ビッグ・レッド”オヘーダ(ベース)
アイザック・ガルシーア(ドラム)
ボビー・キング、テリー・エヴァンス、エルドリッジ・キング(バック・コーラス)

コメント

_ シェイズのバンマス ― 2006/01/28 09:46

ごめんなさい。前回&今回とも気の効いたコメントが出せません。アンソニー・ジャクソンとはジェントルソウツ時代に東京で会って話したことがあります。が他の人たちの事はまったく知りませんでした。
で、しばし沈黙を。

_ テーラー ― 2006/01/28 12:16

>シェイズのバンマスさま
いえいえどういたしまして。アンソニーさん凄かったですよ。
単なるテクニシャンではありませんでした。

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