ハウンド・ドッグ・テイラー&ザ・ハウスロッカーズ2006/06/27 00:33

hound dog
あく
悪ではなく、灰汁。
料理の出汁取るときに出るあれ…
きれいな透き通った旨味を台無しにする泡みたいなあれです。
はやく鍋奉行にでも綺麗にとってほしいです。
ジャケットの写真を見れば私が何を言っているのかわかるかと思います。
そうです猟犬テイラーと家の物置?達です。
まるで美しさのかけらもない、ひたすら歪んだギターがブギをウギまくる。
マディ以上に喉が渇く…
さすがにアイスクリームがほしい…そうだホームランバーがあった!
アイスで中和しながら聴いてると、意外と楽しいのです。
粋なオジさんです。いや、やっぱり灰汁の強さが…
そしてこのおじさん左手の指が6本あるんだって!!!!!!
でもほとんど動かないのでギター弾く時は邪魔だったんだそうな。
もしかしてカポタスト代わりだったりして。いやいやスライドのミュートに…。ジャケットでは見えないな。
ギターは日本の河合楽器だって。これカッコいいですねー。
 ということでこんなブルーズなギターないかなと思って楽器屋行ってみたら
 ありましたありましたレトロなへんてこなギター。
 でもグレッチじゃないですか。価格は15〜25万円…。3万だったら1本ぐらい合っても良いのに…
1973年と言えばもうツェッペリンやパープル、フロイドまでいる時代、
あきらかに時代の進歩に付いて行ってないマイペースな音…
最近はほんとこういうのにはまりまくってます。
6本指のギタギタ笑う骸骨おじさん…最高にイカすぜ!
そして凄いのがバンド編成。
ギター、ギター、ドラム
以上!
えっ
ギター、ギター、ドラム
以上!
先生…ベースは
先生に何回も同じことを言わすんじゃない!ギター、ギター、ドラムだ!
テイラーのスライドにサイドが低音弦でベースランって言う風です。
はっきり言って薄い演奏ですが、メチャメチャハチャメチャ感があってノリノリで楽しいです、はい!
ここまで来るとブルースのもつ重さよりロックのノリに近いですねー。ちょっと笑える感じがいいですね。
でも生きてるうちに生ライヴ見たかったなー。多分ライヴはたまんなく良いでしょうね。
3 .Held My Baby Last Night
7 .Wild About You, Baby
9 .It Hurts Me Tooの3曲がエルモアジェイムスの曲。
やはりエルモアの息子って感じですね。直系です。7の出だし3連なんかエルモアのまんま。
気持ちいー。超きもちいいー。
10.44 Bluesはブルースブレイカーズ(クラプトンの時)でやってるやつの原曲。
11.Give Me Back My Wigが最高にのりのりでお気に入り。この曲やりたい!
歌うはもちろん私テーラー!
(一応ハウンドドッグテイラー様に敬意を示して名前の日本語読み登録を変えておりますなんちゃってー)
天国の師匠!見ててください!
エルモア&ハンドドッグ魂継承いたします!(三日坊主にならなければ良いですが)

HOUND DOG TAYLOR AND THE HOUSEROCKERS 1973 Alligator Records PCD-23040
1 .She's Gone
2 .Waiking The Ceiling
3 .Held My Baby Last Night
4 .Taylor's Rock
5 .It's Alright
6 .Phillip's Theme
7 .Wild About You, Baby
8 ,I Just Can't Make It
9 .It Hurts Me Too
10.44 Blues
11.Give Me Back My Wig
12.55th street Boogie