虹を翔る覇者/ブラックモアズ・レインボウ2007/04/30 23:27

rainbow rising
先日やってましたねBSで…
録画しといてあとでゆっくりと思いましたが
ついつい見てしまいました。
オンステージの頃のライヴのようで
オーバーザレインボウ〜キルザキングで始まる大上段から振り下ろされるような
マッコー勝負の映像でした。
いやーおもろかった!
なにがって?
リッチー選手、しっかり髪のお手入れにお金かけたようで、
ヘアチェックバッチリでした。
その分ロニーがあぶない!
テーラーさんの音楽史はこの辺から現在進行形になるので、
ある意味このへんが紀元になりやんす。
つまりパープル、ツェッペリンの全盛期やクリーム、ジミへンは紀元前なのです。
そう彼らは秦の始皇帝と同じなわけで、
レインボウ、トト、イーグルスホテカルあたりでやっとベツレヘムに子供が生まれるのです。
まだコンピュータという物がちまたに存在しない時(WINなんてまだない)、
なんとレインボウのライヴではライティングに使っていたのでした。
あの大きな虹…
盛り上がりのときなんか、ぐるぐるに光りまくって、まるでドロドロ血が流れるようでした。
すごいね、時代だね。
コージーのドラムソロ…
(ジェフベックがたいこ叩いてるのかと思ったら…)
お得意のクラシックに合わせて、ダッタカダーン!
ヘソだしハミパンを当時からやってたなんて、30年、時代の先取りしてる。
私も買ったリストバンドがまたいかしてるぜ!
とにかくシンバルを左右に叩き分けるときのアクションがカッコいい!
26インチのツーバスにあこがれました。
そのコージーさんが最初に参加したのがこのセカンドアルバム「虹を翔る覇者」です。
1のタロットウーマン…
死ぬほど聴き倒しました。
なにがいいって?
ロニーだよ!
カラオケの無かった当時のテーラー少年の18番。
学校からかえると毎日LPに合わせて歌ってました。
もちろんファズかけたギターつきで…
隣のば婆さんが何度か苦情に来ました。(あれはドラムもちこんでドンチャンやったときだったかな?)
そんな想い出のレイボウ…
リッチー最後の大作「スターゲイザー」まで入って
コージー節全開の本アルバム、
大げさな演歌調ですが
この臭さがたまらなく元祖ヘヴィメタなんです。

BSの最後でギター壊したリッチー…
ちょっとくどい…
おきゃくもひいてるし…

Rainbow Rising 1976 MPX 4024 POLYDOR
Side One
1.Tarot Woman
2.Run With The Wolf
3.Starstruck
4.Do You Close Your Eyes
Side Two
1.Stargazer
2.A Light In The Black

トミー・ボーリン/ティーザー2007/04/25 21:36

tommy bolin teaser
ジミへンやデュエイン、ジャニスももったいないけど
この人が生きてたら、いったいどんな音楽作ってるんでしょうね。
それほど音楽的にレベルの高いひとだと私は思います。
最後はあのパープルで散々な評価を受けての淋しい死に際のようですが
彼の残した作品はいいですよ!
本アルバムは捨て曲無しの傑作!
一般的には全く知名度のないアルバムですが
キャッチー&ロッケンな1
ファンキーな2
泣かせる3
ジャジーでエロティックな4
ハードな5
ヒューマンな6
ヘヴィー&フージョンな7
パープルラストコンサートジャパンな8
天に召されるよな9
ああ
一気に聴いてしまったではないか
歌旨いですね。
アメリカンですがブリティシュテイストありポップでいながらジャズ、ブルースを感じる…
才能が満ちあふれてますね。
そしてなんとドラムがTOTOのジェフ・ポーカロ!
いまごろあの世でセッションしてるのかな
それにしてもトミーのストラト格好良すぎ
音色はアタッチメントで歪ましてるようでちょっとペチャっとなっちゃってますが
プレイは無駄無く程よくかっこ良く見事!
なかでも6のピープルピープルが大好きです。
サックスDave Sanbornってデヴィットサンボーン?
トミーさん、ロックやってるって意識ないんですね。
自分の中から湧き出て来る音楽をやってるだけなんですね。
いま生きてたらワールドワイドな一人世界音楽祭のようなサウンドをつくっていたに違いないでしょう。
ワイルドドッグで泣けてきた

Tommy Bolin/Teaser 1975 Nemperor Records, Inc Sony records SRCS 9275
1.The Grind
2.Howeword Strut
3.Dreamer
4.Savannah Woman
5.Teaser
6.People, People
7.Marching Powder
8.Wild Dogs
9.Lotus

ボストン/ドント・ルック・バック(新惑星着陸)2007/04/19 22:09

don't look back
今、全米を熱くさせてる侍、松坂投手を応援しましょう。
ということで、ベタにべたべたに、ボストンです。
ヤンキースタジアムを訪問したことのあるテーラーからすると
あの憎っくきレッドソックス…でもないか。
レッドソックス結構好きです。
クレメンスも全盛期はレッドソックス。(その後ヤンキースで、今年もまたまだ復帰の話があがってます)
さかのぼればベーブルースもですね。レッドソックスではピッチャー兼バッターでした。
歴史はヤンキースよりも古いんです。
そして現在でも最古の球場の一つグリーンモンスターのそびえ立つフェンウェイパーク。
荒くれ選手集団のイメージはかつて野武士集団と呼ばれた西鉄か、いてまえ打線の近鉄か…
ちょっとラフな感じが魅力のチームカラーですね。
そんなチームカラーとは対照的に待ち自体はけっこう保守的らしいです。
悪く言えばジミ。
アメリカの中では歴史ある都市のようで…そんなことも影響するのかな。
ボストンが歴史に出てくるのは、かの有名な「ボストン茶事件」。
どんな事件だったかはわすれました。(なんかお茶を船から捨てたんですよね)
私の中での歴史に登場するのがなんと、この「新惑星着陸」でございます。
ふーっ、なんとか音楽の話につながってくれた。
(どうしようかとおもいましたが…、このまま野球の話でも良いですが…)
いまでこそ全アルバム、全曲、同じ曲、同じアレンジ、同じ音色のボストンとして有名ですが、
当時はぶっとびました。
ファーストはこのセカンドアルバムの後に買ったので、このドントルックバックこそが
私にとってのボストン茶事件でした。
大げさながら手描きのジャケット、そしてノンシンセサイザーのクレジット。
大胆かつ緻密な音作り…
単純ロックを愛するロック少年テーラーが、ガツッと飛びつきました。
今聴いてもいいですね。やっぱりボストンはファースト、セカンドに限ります。
特にタイトル曲のA1、
文句無くロック史に残る名曲です。
聞き方にもこだわってみましょう。
トム先生あやかって、できればガンコにアナログ、そうですレコードできかなければ。
とはいいつつ、ついにCDにリミックスしちゃったらしいですね。
まだ買ってないけどトムシュルツ自身がミックスしたそうなのですんごい音になってるでしょうね。
でもいいです。
古き良き都ボストンを味わうにはアナログLPで…
フェンウェイパークの芝の匂いがしてきそうです。
いまのところ松坂投手、まだ1勝ですがこれからこれから。
いいピッチングの割に勝ち星がちょっと、でもあの打線です、もうちょっとの我慢我慢。
底力がありますから、大丈夫です。
頑張れ松坂!
Don't Look Back!

Boston Don't Look Back 1978 25•3P-1 CBS Inc.
Side:A
1.Don't Look Back
2.The Journey
3.It's Easy
4.A Man I'll Never Be

Side:B
1.Feelin' Satisfied
2.Party
3.Used To Bad News
4.Don't Be Afraid

ザディコの王様 クリフトン・シェニエ/バイユー・ブルース2007/04/09 22:15

clifton chenier
ザディコ
皆さん知ってますか。
私、最近知りました。
ルイジアナ方面のアコーディオンを使ったブルースとでもいいましょうか。
といってもブルースほど重く憂鬱ではなく
あくまでゆるく、あかるい
(このCDだけかな?)
そのザディゴの王様 クリフトン・シェニエを紹介します。
とにかくコードはひたすら3つ、
12小節
たまにまちがって11になったりしてますが
気にしない気にしない。メンバーが帳尻合わせてますのでちゃんと終わってます。
ルイジアナという土地柄、やはり蒸し暑さただようサウンドですが、
以外とあっさりして、やっぱりゆるい。
土地柄もそうですが、人柄もでてるようで…
クリフトンさんのハスキーだみ声はなんともほのぼのとそして力強い生命力があります。
アコーディオンの音色自体はハーモニカに近い為、
さしずめフレットのあるブルースハープです。
ベンドが無いためなめらかにスライドしたり、ギターのようなチョーキングがないので
コミカルな印象を受けるのでしょう。
晴れた日の日曜日にピクニック行って聴きたいですね。
あなたもハッピー!わたしもハッピー!
音楽があればみんなハッピー!
色んな資料みるとクレオール訛りだそうで
そのへんも田舎のゆるさが出てるのかも。
生活に根ざしたサウンド…
しぶとい!
そういえばさっきから聴いてれば、キーが全部一緒。
かろうじてテンポがちがうので区別はつきますが…
まあいいではないですか音楽ですから音を楽しめば…
ブルースともニューオリンズともちがうデルタの音に
今宵はゆる〜く浸ってます。

Crifton Chenier/Bayou Blues 1970 Specialty Records, Inc SPCD-2139-2
1.Boppin' The Rock
2.The Things I Did For You
3.Yesterday
4.Clifton's Squeeze-Box Boogie
5.I'm On My Way(1)
6.Eh, Petite Fille
7.All Night Long
8.Opelousas Hop
9.I'm On My Way(2)
10.Think It Over
11.Zodico Stomp
12.The Cat's Dreamin'

あしたのジョー2007/04/01 13:24

joe
BSでやってましたねー
仕事から帰ってTVをつけたらなんと
「ジョ〜!」
なんどみても引き込まれます。
そういえばCDもってたな…
ありましたありました。
もちろん放送からは何十年も後の購入ですが、
なんども映画やTVシリーズの再放送等しているので、おもわず買ったのでしょう。
マガジンの連載当時はわかりません。
私が知ってるのはかろうじて天才バカボンをやってましたし、野球狂の詩がまだ月一でしたが
釣りキチ三平、おれは鉄平の頃ですので、
ちょっと前の世代ですね。
単行本は全14刊持ってました。
アニメは本放送がS45〜ということでこちらも微妙。
たぶん再放送あたりで見てたと思います。
大人のアニメですからね。
今回みてびっくりしたのが
オープニングのタイトルがでる前、
そうです我々再放送及び映画、なつかしの番組特集組では、
リングに雄々しく座っているジョーの姿から始まるものだと思っていたら、
なんとそれはプロデビュー後で、
それまでは、悲しい顔したジョーのアップから…
なんか新鮮!
サンド〜
バ〜っグに〜
おーっとまたびっくり!
作詞が寺山修司?
まさかと思い
30分後の次回分もみると
サンド〜
バ〜っグに〜
おーっと!
やっぱり作詞が寺山修司!
おまけに力石が減量したころから、
エンディングがジョーの子守唄じゃなく
力石のテーマのヴォーカルバージョン
そしてこちらも作詞が寺山修司!
時代ですね。
時代の最先端ですね。
このころは若者文化が時代をリードし批判し
われわれ子供からすると大学生ってすっごい大人に見えてました。
(はたして今の子供達は…?)
TV放送のときから気に入ってたのは、
力石が出てくる時に流れるインストの「力石のテーマ」
これが異常にカッコいい!
プレシジョンをピックで弾きました、みたいな、
いかにもエレキベースって音ではじまるこの曲。
静かながら着実に迫って来る緊張感がめちゃめちゃいけてます。
そして強力なブラスセクション!
かー!
みごと!
ちょっとうらぶれてて、
ちょっとにやっとしてて
ちょっと照れ屋で
ちょっとワルで(かなり?)
ちょっと正義で
ジョーと力石のふたりともこの曲がよく似合います
うぉ〜!
おとこのたたかいだー
お嬢さんはすっこんでな
西よ、夜中にうどんなんか喰ってるなんて情けねーぜ
おっまずい
昨日の晩、おなかすいて吉野家で豚丼くっちゃった…
マンモス西以下のテーラー…

懐かしのミュージッククリップ6 あしたのジョー 1996 T0SHIBA-EMI TOCT-9543

タワー・オブ・パワー ライヴ・ブルーノート東京2007/03/19 00:28

TOP
行ってきました。
TOP
今回のメンバーは
エミリオ・カスティロ(ヴォーカル、サックス)
ラリー・ブラッグス(ヴォーカル)
トム・ポリッツァー(サックス)
ステファン・“ドッグ”・クプカ(サックス)
マイク・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル)
アドルフ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)
ブルース・コンテ(ギター)
フランシス・ロッコ・プレティア(ベース)
デヴィッド・ガリヴァルディ(ドラムス)
ということで
はっきり言って私はよくわかりません。
お店のHPによると、
リズム隊が黄金メンバーとのこと
私が唯一持ってるサードアルバム“Tower Of Power”と一緒。
おーっと、あのベースが聴けるんですね。
胸膨らませて午後3時の整理券配布へ…
すでに行列でした。
まずった!
でも20分ぐらいならんで58番。
こんなもんかな。
ステージは6時半からなのですが
会場入りは5時から。
ブルーノートめ、高い食事させようって魂胆だな。
そうはいくかってことで、外で食事を済ませてからの会場入りでした。
席は前の右端。オルガンがデーン!と置いてあります。
しばらくすると、オルガンとベースのところに外人のオジさんがチューニングに…
ローディかななんておもってワインなんかを飲んでたらあっという間にスタートです。
なななんとさっきチューニングしてたおじさん達がそのままやってるじゃないですか。
知らないということは怖い物で…
さっきも言いました様に、アルバムは1枚だけ、という前知識しか無いので、
メンバーの顔も知りませんでした。
あのベースはてっきりちょっと太った黒人だとばっかりイメージしてたので、
まさかあのジョニーウィンターのなりそこないのような痩せた白人おじさんとは知りませんでした。
でも音が鳴ると…
あの音です。ボボボボボボッって、しつこくあっさりしかもヘヴィーに軽やかに変幻自在に…
でもやっぱりソウルフル、ブルーズです。
しっかりとどっしりとって感じです。
こりゃ凄いわ!
目の前のオルガンがまたすごい!
よく転がります。ほとんど打楽器ですが、軽いタッチで、でも音はまとわりつく様にネットリと…
完璧、鳥肌!
ギターがまた良い音。
ポールリードスミスですが、フェンダーツィンアンプでノーマル(かすかに歪んでるかな、コンプかな)で
ビシっとサイドを決めてます。ソロも良いところで出てきて、センスのいいアドリブを入れてます。
こりゃまた感動。
もちろんホーンセクションも全員魅力的!
特にバリトンサックスの太ったカーネルサンダースみたいなジーさんがいい味だしてた。
本当素晴らしいノリノリのライヴでした。
白も黒もないヒューマンなサウンド、抜群のアンサンブルとノリ、
音楽っていいな。(いつも言ってますが)
最後は1.What Is Hip?
ほとんどこれ聴く為に行ったようなもの
完全なリズムセクションにノックアウト!
今でもまだリフが耳に残ってます。ぼぼぼぼぼぼぼっ!
またいきたい!
ってことで、ここに紹介するアルバムは彼らのサードアルバムにして
最高傑作。
まあポピュラーミュージックの歴史に残る1枚です。
是非一度ご賞味あれ(もうしてるか)

Tower Of Power 1973 Warner Bros. Records Inc. WPCP-3673
1.What Is Hip?
2.Clever Girl
3.This Time It's Real
4.Will I Ever Find A Love? 恋ができるだろうか?
5.Get Yo' Feet Back On The Ground 再起しろよ
6.So Very Hard To Go つらい別れ
7.Soul Vaccination
8.Both Sorry Over Nothin'
9.Clean Slate
10. Just Another Day

築地探検隊「トミーナ」2007/03/16 21:14

トミーナ
ひさびさの平日の休暇。
といっても朝からなにかと、あっち行ったりこっち行ったりの落ち着かない日でしたが、
昼にぽかんと時間が空いたので、昼飯どうしようかなと思って、
思いついたのが築地探検!
今回探検隊が目指したのは、
今まで、行こう行こうと思っててなかなか行けなかったイタリアンの店。
築地といえばやっぱり魚。
定例会は大和寿司だし、たまに出向いても、他の寿司屋か魚の店。
でも、どうしても行きたかったんです。
築地ガイドブックに乗ってて、市場に根付いた店なので、まちがいなく本物だろうと…
そしてついに行ってきました。
場内のイタリアン「トミーナ」さんです。
吉野屋1号店の隣です。
ここの並びは、牛丼、だんご、カレー、オムライス、
と、ここで働く人向けの店が並んでます。
食のプロが集まるところです。
よって、味のごまかしがきかないってことですね。
カウンターのみのこじんまりした店ですが、
綺麗に整理された清潔な感じです。
シェフも白衣とコック帽で、なんかこだわりがありそう。
パスタとピザのメニューがずらり。
すかさず、よくお店紹介に載ってる「ワタリガニのトマトソーススパゲッティー」を注文しました。
先にミニサラダが到着。
ドレッシングもうまいぞ。キャベツが生じゃなくて、なにか味ついてる。コールスローみたいなやつ。いけます。
ピピピピッ!
パスタのゆで上がった時間をしらせるタイマーが…
パブロフの犬が最高潮です。ぎゅるるるう〜。
小さめのフライパンでなにやらやってますので1食づつ丹念に作ってます。
なんか濾してますね。もしやワタリガニエキス?。パブロフ…
カウンター越しになにやら小さい器がでてきました。
ガラ入れ?
にしては中になにやら透明の液体が入ってるぞい。中にレモンがひときれ…
ソースかな?
蟹をつけて食べるのかな?
パスタをつけ麺風にするのかな?
と想像してるうちに真打ち登場!
どひゃー!
どでかいどー!
蟹がこっち向いてる!
わー早く食べたい。
で、さっきの器なんだろとおもって聴いてみました。
「…ウォーター」?
へっ?
「蟹、取った手をこれで洗ってください」
あっちゃー。知ったかぶりしてたら、危うくパスタにかけるとこだった…
あんしんして、蟹の殻をどけて一口…
細めの麺に濃厚ながらさっぱりしたソースがよく絡んでおいしい!
トマト、チーズ、ワタリガニがいい感じにバランス取れて、非常に食べやすいです。
生クリームかなんか使ってるのかな?コクがあるのにあっさり。
いっぱいソースつけたくなっちゃう味です。
ワタリガニでやってるのがよくわかります。
いわゆる蟹臭くない(それでもいいですけど)。
ほどよいバランスです。
蟹自体ももちろん食べれます。
ワタリガニですので足や爪はあんまり大きくないので、足のついた腹の部分をしゃぶりつきます。
私は足、爪まで食べましたが…(ガラのやま)
お腹いっぱいで、最後はちっちゃな器で指洗って…
満足でごわす。
次回はPIZZAに挑戦したいな。

エルモア・ジェイムズ ギターに削られた命2007/03/13 23:01

elmore james Book
エルモアの本がでた!
ということで買ってみました。
3ヶ月がかりで読みましたが、内容はないよう〜!
あんまりおもしろくはありませんでした。
タイトルは「ギターに削られた命」
さぞかしドラマティックな内容だろうと…
エルモア自身、音源以外はあまり知られてないことが多い人の様で、
その資料としても凄い価値が…
てな、ふれこみだったので、頑張って読んでみましたが、
やっぱり資料的な中身が多く、読み物としてはいささかつまんないものでした。
エルモアのエピソードより事実に即した行動等が詳しくかかれてあり、
そういう意味ではこれだけ資料の少ない人のものをよくぞ集めた!
といった感じでしょうか。
でもさすがに詳しいです。今後何かの度ごとにこの本を開くことになるでしょう。
それよりも欲しかったのは、付録でついてる45回転のEPです。
早速おニューの針を落としてみると…
うぁーいいわー
エルモア調じゃー!ミディアムテンポでどえりゃーえーがや!
スタンディングアットクロスロードってくらいだからあの有名な「クロスロード」ですかね。
ちょっと歌詞違うようですが。
エルモア調ほんとかっこいいです。しかもレコードで聴くといい。
エルモアの声とギターはレコード針からでるかすかなノイズがよく似合います。
そして自然にとけ込むんです。なじむんです。
ちょっとオーバー入力気味に歪むところがたまんない。
絶対CDよりいい。
ゆるいブラスセクションをバックに余裕たっぷりに、朗々と歌い上げるエルモアは王者の風格たっぷり。
たまに声がひっくり返るのもご愛嬌。
いやーこれを酒場で聴きながらいっぱいやりたいです。
裏面はもっとゆっくりの怪しい、いやらしいナンバー「サニーランド」
ブルーズですねー。ヘヴィーに引きずってます。
こうやって聴いてみると、エルモアとブルームダスターズってうまいバンドですね。
いつもCDで聴いてると音がごちゃごちゃして古くさい感じしかしないのですが、
けっこうすっきりと良い音で入ってますし、
バンドのまとまりの良さ、音圧バランスの良さ、演奏での楽器バランスの良さがほんと際立ってます。
こういうのがブルースバンドって言うのですね。
う〜ん、また新たなハードルが…でも目指しがいがありますね。おもしろいですね。頑張りますねー。

The Amazing Secret History Of Elmore James -Steve Franz-

Elmore James and his "Broomdusters"
Standing At The Crossroad b/w SUNNY Land

ロリー・ギャラガー/トップ・プライオリティ2007/03/09 23:08

rory gallagher Top Priority
硬派!
生涯一ギタリスト!
なんて言葉が似合う数少ないギターヒーロー!
この頃のギター弾きはやっぱりピッキングが強烈!
ぎーっ、ゴーッ、ガーッ、グニョ!
凄い音が瞬間的に飛び出してきます。
やっぱりCDじゃなくてLPがほしいところ。
ペンタ一辺倒で押すブルースマンではないけれど、
やっぱりこの人の音楽にはブルーズを感じてしまいます。
彼がアイリッシュであることも影響あるのでしょうか。
イギリス、アイルランド方面へ行ったこと無いので、両国の関係が今一よくわかりませんが、
歴史から生まれるなにかしらの国民感情などあるのでしょう。
ハードエッジのきいたギターロックナンバーで幕開けのこのアルバム、
2、6のようなマイナー調ミディアムテンポが、
うらぶれた男の背中を感じさせていかすぜまったく。
火の出るようなスライドの5、7もぶっ飛び。
バンド編成がシンプルなのでアルバムもライヴっぽくあまり凝った飾りはなし。
おかげで全体のバランスがとれて落ち着いて聴けます。
とにかくギターがカッコいい!
フレーズもいいし、なにより音がいい!
ストラトいいね。
どちらかというとLP派のテーラーですが(どちらかどころか、あきらかに…)
いい音ならなんでもいいんです。
個人的にはストラトの良い音ランキングかなり上位にはいります。
レイヴォーンもギルモアもベックもクラプトンもジミへンもいいけど
この人いいわー。
最近ロリーギャラガーモデルがでましたが、本当すんごいですね。
新品なのにボロボロ。8割がた塗装はげてるんですから。
もちろんそうじゃなければロリギャラモデルとは言えない!
ならしたこと無いけど良い値段でしたので音も完コピでしょう。
弾くと買っちゃうので、弾かずに眺めるだけにしました。
8のブルーズもいいぞ!
10のカントリーブルースがまた渋い!(12弦かな)
声がまた渋い。
どっちかっつーとジョニーウィンターばりのうなり&シャウト型でしょうか。
このへんもまたブルーズマン!
ちょっと投げやりな歌がまた硬派!
男だ!ロリギャラ!
汗臭いぞ!
もっとツバ一杯飛ばして歌いやがれ!
魂のありったけを私にぶつけてくれ!
スピーカーの前以外で、あなたにお目にかかることは永遠にないのですから…

Rory Gallagher/Top Priority 1979 TDK!Records TDCN-5610
1 .Follow Me
2 .Philby
3 .Wayward Child
4 .Keychain
5 .At The Depot
6 .Bad Penny
7 .Just Hit Town
8 .Off The Handle
9 .Public Enemy No.1
10.Nothing But The Devil

マディ・ウォーターズ/ファーザーズ・アンド・サンズ2007/03/08 00:02

muddy fathers
マディ親爺と子供達…
しっかりした演奏してるな、ってのが第一印象。
それもそのはず、
タイトル通りのマディに泥水呑まされて育った息子達が勢揃いじゃありませんか〜
マイク・ブルームフィールドにポール・バターフィールドのご存知フィールドブラザース、
ベースにドナルド・ダック・ダンですよ、
そしてちょこっとバディ・マイルスまで…
しかもピアノがオーティス・スパンがご機嫌にブギウギしてます。
なんとまあ贅沢なブルースバンド。
こんだけやれるのもマディ大魔王さまだけでしょうな。
神様エリックなら日本公演でやっちゃうかもね、金あるし。
さっきから何気なくかけて聴いてるんですけど、
どの曲もいいですね、色んなところに聞き所が…
1−1ではツインハープ(重めと軽めがスネアのリズムにほどよくからんで)最後の方はもしかしてトリプル?
やっぱりバターフィールドのブルースハープはほんと凄い!
そこまでしなくてもってくらいやっちゃう。
このひとハーモニカの穴すべてを何分割にも分けて息吹いてるんじゃないかってぐらい
みごとに吹きまくってます。
1−3はマイクの流暢なギターが…
マイクとポールのコンビはもう手がつけられないですね。
凄いからみ具合です。
全体にはやぱりダックダンのベースがいいですね。
クラプトンバンドの時生で見ましたが、プレシジョンカッコいいんですよね。
でもやっぱり親爺はすごい
1−2や3−1、3はマディの咽び泣きのスライドで始まるこれぞディープサウスブルース、
メセセッペ(ミシシッピ)男の面目躍如!
先のDVDでも紹介した3−1は圧巻!
「となりのラバ」もこれ聴いたら逃げちゃいますよ。溶岩流の様な熱いリズムが迫ってきます。
最後はMojoの2連発!乱れ撃ちでございます。
「俺のモジョが効いてきた、でもおまえにだけは効かない。」
マディ先生、そうでしたか。
偉大なる絶倫男の唯一の弱点!
このへんが誰からも愛されるところなんでしょうかね。
どこから見ても小汚いイカサマ親爺なんですが、
こういう人が「徳」のある人、なんでしょうね。
ほんと人を引き込んで巻き込んでガッハッハ!
そんなマディの泥沼にいや泥水にはまってしまいました。
わたしも息子になりたいわ。
まずは鼻の下のあやしい髭から?

MUDDY WATERS/FATHERS AND SONS Distribution VOGUE P.I.P 93430-Villetaneuse 1969
SIDE 1
1.All Aboard
2.Mean Disposition
3.Blow Wind Blow
4.Can't Lose What You Ain't Never Had
5.Walkin' Thru The Park
SIDE 2
1.Forty Days Forty Nights
2.Standin' Round Cryin'
3.I'm Ready
4.Twenty Four Hours
5.Sugar Sweet
SIDE 3
1.Long Distance Call
2.Baby Please Don't Go
3.Honey Bee
SIDE 4
1.The Same Thing
2.Got My Mojo Working(Part.1)
3.Got My Mojo Working(Part.2)

Muddy Waters G.Vo.
Otis Spann P.
Michael Bloomfeield G.
Paul ButterField Har.
Donald "Duck" Dunn B.
Samy Lay Dr.

Buddy Mils Dr.(4-3)
Jeff Carp Har.(1-1)
Paul Asbell RhythmG.(1-5,2-1,2-5)