ギター殺人者の凱旋 ブロウ・バイ・ブロウ/ジェフ・ベック ― 2006/10/03 00:03
ギター殺人者!
なんと、 ギター殺人者が凱旋!
どういう邦題!
言いたい邦題!
やりたい放題!
まったく意味の無いタイトルになってしまいましたが、この邦題ケッコウ好きです!
ベックはやっぱりギター殺人者です。
ギターを使って人の心にとどめを刺す、かれこそ音楽界の仕事人!
全く隙のない、ストイックな姿勢!(に、かんじるだけですが)
ギターという最終殺人兵器をつかって数々の名作名演を繰り広げて来た彼ですが、
中でも私のお気に入りはこの「ギター殺人者の凱旋」でございます。
現在も進化し続ける永遠のギターヒーローですが、
私的なちょっとさめた意見を申しますと(あくまでも私の主観です)
この人の奏法や、音色自体が時を超えて斬新なので常に進化した様に思えますが、
Brow By Brow以降はこの人ほとんど進化はしてないと思います。
この頃にすべて完成されたかなってかんじ!
とはいっても良いアルバム、良い演奏はこれ以降もしてますが…(はっきいってこれ以降もカッコいいですが)
でもやっぱり、このブロウ・バイ・ブロウにはそれを超越した余裕が、貫禄がかんじられます。
そう常に突っ走ることを義務づけられたベックが、
じっくり腰を据えて、ついに心許せるミュージシャンだけで、会話しながら練り上げた感じを受けます。
1975年当時は、もちろんロック界からジャズへのクロスオーヴァーで、
完全インストアルバムなんて初めてのことなのですが、
後のワイアード、ゼア・アンド・バックよりもはるかに成熟した感じをうけます。
未だに新鮮に聴けます。
そしてジャケット!
黒のレスポールがまたいい!
ベックといえばストラトと決まってますが、
やっぱりクラプトンの影響大なんですね。
でもアルバム中では、レスポール&マーシャルというより、
ライン取りしたようなというか、アタッチメントで歪ませたようなちょっとツンとした電気的な軽い歪みです。
またこれがハードロックじゃない味を出してるんですよね。最初はちょっと抵抗ありましたが。
メンバーがまたいい
私が一番好きななキーボードプレイヤーのマックスミドルトンですよ。
クール!
ベースのフィルチェンもいい(フル●ンじゃない)
チェンと抜群のコンビがドラムのリチャードベイリー、渋いぜ、スリリングだぜ!
なんとプロデューサーがあのビートルズのプロデューサーとして有名なジョージマーティン。
元々はクラシックの人らしい。ははーん、だからこのアルバムちょっとおちついた大人びた感じがするのかも。
しかし、どれもこれもが高い完成度で、いい曲。
あたまの「分かってくれるかい」のイントロからガツンとやられっぱなし。
いまだに不動で弾く「スキャッターブレイン」
泣かせてくれます、亡きロイブキャナンへ捧ぐ「哀しみの恋人達」
何度もセッションで使わせてもらいました「フリーウェイジャム」
最近はプロツール使ってコピーペーストに励んでいるようですが、
ライヴではヴォーカル使ったりしてアナログ人間たるところを忘れずに頑張っているようで…
いつまでもギター殺人者でいてくださいジェフさま…
Jeff BECK/BLOW BY BLOW 1975 "EPIC"CBS Inc. 25.3P-58
Side:A
1.You Know What I Mean 分かってくれるかい
2.She's A Woman
3.Constipated Duck
4.Air Blower
5.Scatterbrain
Side:B
1.Cause We've Ended As Love 哀しみの恋人達
2.Thelonius
3.Freeway Jam
4.Diamond Dust
1996 EPIC/SONY RECORDS ESCA 7617
Jeff Beck - Guitars
Max Middleton - Keyboards
Phil Chenn - Bass
Richerd Bailey - Drums and Percussion
なんと、 ギター殺人者が凱旋!
どういう邦題!
言いたい邦題!
やりたい放題!
まったく意味の無いタイトルになってしまいましたが、この邦題ケッコウ好きです!
ベックはやっぱりギター殺人者です。
ギターを使って人の心にとどめを刺す、かれこそ音楽界の仕事人!
全く隙のない、ストイックな姿勢!(に、かんじるだけですが)
ギターという最終殺人兵器をつかって数々の名作名演を繰り広げて来た彼ですが、
中でも私のお気に入りはこの「ギター殺人者の凱旋」でございます。
現在も進化し続ける永遠のギターヒーローですが、
私的なちょっとさめた意見を申しますと(あくまでも私の主観です)
この人の奏法や、音色自体が時を超えて斬新なので常に進化した様に思えますが、
Brow By Brow以降はこの人ほとんど進化はしてないと思います。
この頃にすべて完成されたかなってかんじ!
とはいっても良いアルバム、良い演奏はこれ以降もしてますが…(はっきいってこれ以降もカッコいいですが)
でもやっぱり、このブロウ・バイ・ブロウにはそれを超越した余裕が、貫禄がかんじられます。
そう常に突っ走ることを義務づけられたベックが、
じっくり腰を据えて、ついに心許せるミュージシャンだけで、会話しながら練り上げた感じを受けます。
1975年当時は、もちろんロック界からジャズへのクロスオーヴァーで、
完全インストアルバムなんて初めてのことなのですが、
後のワイアード、ゼア・アンド・バックよりもはるかに成熟した感じをうけます。
未だに新鮮に聴けます。
そしてジャケット!
黒のレスポールがまたいい!
ベックといえばストラトと決まってますが、
やっぱりクラプトンの影響大なんですね。
でもアルバム中では、レスポール&マーシャルというより、
ライン取りしたようなというか、アタッチメントで歪ませたようなちょっとツンとした電気的な軽い歪みです。
またこれがハードロックじゃない味を出してるんですよね。最初はちょっと抵抗ありましたが。
メンバーがまたいい
私が一番好きななキーボードプレイヤーのマックスミドルトンですよ。
クール!
ベースのフィルチェンもいい(フル●ンじゃない)
チェンと抜群のコンビがドラムのリチャードベイリー、渋いぜ、スリリングだぜ!
なんとプロデューサーがあのビートルズのプロデューサーとして有名なジョージマーティン。
元々はクラシックの人らしい。ははーん、だからこのアルバムちょっとおちついた大人びた感じがするのかも。
しかし、どれもこれもが高い完成度で、いい曲。
あたまの「分かってくれるかい」のイントロからガツンとやられっぱなし。
いまだに不動で弾く「スキャッターブレイン」
泣かせてくれます、亡きロイブキャナンへ捧ぐ「哀しみの恋人達」
何度もセッションで使わせてもらいました「フリーウェイジャム」
最近はプロツール使ってコピーペーストに励んでいるようですが、
ライヴではヴォーカル使ったりしてアナログ人間たるところを忘れずに頑張っているようで…
いつまでもギター殺人者でいてくださいジェフさま…
Jeff BECK/BLOW BY BLOW 1975 "EPIC"CBS Inc. 25.3P-58
Side:A
1.You Know What I Mean 分かってくれるかい
2.She's A Woman
3.Constipated Duck
4.Air Blower
5.Scatterbrain
Side:B
1.Cause We've Ended As Love 哀しみの恋人達
2.Thelonius
3.Freeway Jam
4.Diamond Dust
1996 EPIC/SONY RECORDS ESCA 7617
Jeff Beck - Guitars
Max Middleton - Keyboards
Phil Chenn - Bass
Richerd Bailey - Drums and Percussion
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