ボストン2006/05/23 00:41

boston
ヤンキースの宿敵!ボストンレッドソックスのホームタウンが生んだスーパーロックグループ、
その名もBOSTON!
1976年ってことは30周年じゃないの。
私もすっかり年喰ったもんで、未だに若手有望バンドだとばかりおもってまして…。
アルバムは全部持ってます!!!!
っていってもあまり自慢にはならず、
合計6枚!(平均すると5年に1枚、うち1枚はほぼベスト盤なので6年に1枚ペース)
辛抱強く30年間買い続けていることに拍手!
最近は発売から2年ぐらい経ってから「新譜見つけた!」ってかんじで買ってますが…。
はっきり言って3枚までが本当のボストン、いや2枚目までかな。
なにせジャケットにでかでかと“No synthesizers”って自慢げにクレジットされてんですから。
いまシンセサイザーなんて発音するやつはあんまりいないってほど、
フツーに小学生でもキーボードと称して触ってますが、
当時はY.M.Oが山の様にコンピュータを積み上げてやっていたほど珍しく、また高度な知識を持った人でなければ触れない代物でした。
ちなみにツェッペリンはメロトロンでした。
そんな時代にこんなにスペーシーなサウンドを、しかも自宅のスタジオで一人でシコシコ作っていたなんて、
トムシュルツさんもよっぽど暇でオタッキーな人です。
マサチューセッツ工科大卒の彼ですから、卒業のロボット大会は、かれのボストン号が轟音を轟かせて会場を飛びまわったのではと想像してしまいます。
曲調はこのファーストアルバムから30年間変化無し。
音色もこのファーストアルバムから30年間変化無し。
それじゃ何も進歩してねーじゃねーかって?
そうです。シンセ使ったり、アルバムジャケットが手描きでなくなったり、
いわゆるディジタル化している今の方がよっぽど退化してます。
ここに紹介するファーストアルバムはロック史に残る傑作だと私は思います。
特にA面は圧巻!
これぞロックの醍醐味!!
1.More Than A Feelingは次アルバムの“Don't Look Back”と並ぶBostonの代名詞。
コーラスもツインギターもハンドクラップまでも見事!
この曲を解説すればだいたい他の曲にもあてはまりますが…
ってことは他のアルバムにも…
そうです全曲似てるのです!いやいや同じです!
3.Forplay/Long Timeがトムシュルツのハモンドで始まる、ちょっと変わった、クラシカルな感じで…
でも結局は落ち着くところに落ち着きますが。
たしか来日したときFMラジオでライヴを放送してましてカセットに録音した覚えがあるのですが、
その時のオープニングがたしかこれだったような…
ハモンドに導かれて始まるLong Timeのなんてかっこ良かったことか。
こんなの聴いてたんですから、クリーム買ってもなかなか良いと思わなかったの分かるでしょ。
2002年に出して以来音沙汰がないので、またそろそろかなー。
手描きのBOSTON号(期待)がいったいどんな惑星に着陸するのか、わくわくして待つことにしましょう。
どうせおんなじ曲調、おんなじ音色ですけど…
ところでトムさん、日本のメーカーと組んであの音のするサウンドソフト作ってよー(ロックマンじゃなくて)
そいでもって日本でデモ(ライヴとはいわない)やって!
来年の楽器フェアーでいいから!

Boston 1976 CBS Inc. 25-3P-42
Side:A
1.More Than A Feeling
2.Peace Of Mind
3.Forplay/Long Time

Side:B
1.Rock&Roll Band
2.Smokin'
3.Hich A Ride
4.Something About You
5.Let Me Take You Home Tonight