鉛症病棟6号室 フィジカルグラフィティ/レッド・ツェッペリン2006/11/11 23:34

鉛症病棟6号室より
このウィルスも結構強力です。
アンサンブル系ペイジ菌が以上繁殖しております。
中近東あたりの風土病の進化型でござます。
このウィルスに犯されると、とたんに窓から顔を出したくなっちゃうらしいんです。
しかも毎回違う顔で除きたくなるようで…
でも最近の小さな家に住んでる人には(CD)その症状が現れないんです。
昔ながらの大きい家(LP)の人だけが、やたらアパートの窓からいろんな顔してニヤニヤするんです。
3号室にも似たような症候群の患者さんがいますが、また後ほどレポートします。
なんといっても6号室を仕切ってるのは、「カシミール」!
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ…でもう出し尽くしてるだろっていいたいところですが、
まだまだ進化しちゃいます!
ロック至上、唯一無二のイントロ!
築地市場の大トロじゃありません。
こんな怪しい曲は他にはなーい!
ただ単に怪しいだけではなく、雄大であくまで攻撃的、ファンタスティックなのです。
あたしのファンタ飲んだのだれ?
なんてCMが流れてた頃でしょうか。ファンタ、ファンタ~。
私が一番好きなのが
オープニングの「カスタード・パイ」
イントロが以上にかっこいいんです。
ゼップはとにかくイントロ勝負!ここですべてをさらけ出します。
ワウのかかったギターソロもよし(そうそう速引きしなくていいよジミーちゃん)
なによりドッカンドッカンとボンゾのドラムが最高にいい!
もうよだれが…(←これも鉛症)
カスタードパイに続いての「流浪の民」(The Rover)もいいです。
邦題がいいねー
この2曲が私の中ではワンペアになってます。
さすらいの感じがでてて、GOOD!男だなー!
他にも、映画「永久の詩」のオープニングを飾った、ゼップ1美しい曲「ブロン・イ・アー」や
のりのりアコギのⅢを思わせる「黒い田舎の女」など
小粒ながらピリッと山椒のきいた曲がそろってます。
全体的には以前のアルバムよりパッとしない印象ですが、
また評価もそのようですが、
なぜか20代後半ごろからはよく聴いてます。
いわゆるゆっくり楽しめるアルバムですかね。
6号室フィジカル症候群は発病までに永い潜伏期間を経るようでございます。

PHYSICAL GRAFFITI LED ZEPPELIN 1975 Swan Song Inc. P-6317〜8N
ATLANTIC RECORD CORPORATION.AMCY-4010 4011
Side:1
1.CUSTERD PIE
2.THE ROVER
3.IN MY TIME OF DYING
Side:2
1.HOUSES OF THE HOLY
2.TRUMPLED UNDER FOOT
3.KASHMIR
Side:3
1.IN THE LIGHT
2.BRON-YR-AUR
3.DOWN BY THE SEASIDE
4.TEN YEARS GONE
Side:4
1.NIGHT FRIGHT
2.THE WANTON SONG
3.BOOGIE WITH STU
4.BLACK COUNTRY WOMAN
5.SICK AGAIN