鋼鉄の処女/アイアン・メイデン2006/12/06 22:20

iron maiden
1980年、新たなヘヴィーメタルが産声をあげた!
パンクバンドが世にはびこって、なんとも肩身の狭いハードロック界。
ヒットチャートはカリアゲ君のオンパレード。
ベテランロッカーは「俺たちの若い頃はああだった」なんていってたけど、
我々リスナーは、なんか淋しい気がしてました。
そこへ、海の向こうロンドンのアンダーグランドで巻き起こっている
ニューヘヴィメタの噂を聞きつけて早速買い付けたのが
このアルバムです。
鋼鉄の処女だ!
ジャケットが不気味だ!
裏ジャケがライヴ写真だ!
エネルギッシュだ!
メンバーみんな裸だ!
ヴォーカルがパンクっぽい!
テーラー少年は、驚きとともに嬉しくなりました。
1曲目プローラ
文句無く私のなかでヘヴィメタ殿堂入りの曲!
ふぁ〜ん、ふぁ〜ん、ふぁんふぁ、ふぁんふぁん…
ワウワウギターに導かれて、
くるぞくるぞハードなリズムの洪水が…
ヴォーカルはルックスどおりパンクっぽい!
見は、体を表すとはこのこと。どう見ても不良だ!
初期MEIDENの顔ですね。
基本的にテーラー様はここまでのMEIDENしか認めてない!!!
ディアノの以降のMEIDENなんて、愛工大明電みたいなもんだ!…?
初期明電ってションベン臭いんですよね。
その青春臭いっていうか、B級っぽさがたまんなくそそるんですよ。
そうマカロニウェスタン的な(決して本格はウェスタンにはなれないみたいな)
ディアノ以降はどうしても完成され過ぎてダイナミック過ぎて、
この辺のションベン臭さが無いからちょっと遠慮してます。(あんまり聴いたこと無いのが本音)
しかしこのB級バンド、大作主義なんですね。
組曲っぽく(ロックオペラ)するのが好きなんですね。
各曲毎にどこかしらリズム変えたり、なんかかんか仕掛けを作っては楽しんでます。
やりたいことはなんでもやっちゃえってとこが初期明電の素人臭いところで、
そこについつい笑いながらも涙してしますのです。
そう、なぜか泣ける曲が多いのです。
「オペラの怪人」って、これが先だと思ってました。
明電の曲をブロードウェイで…
んなバカな!
今ではカリスマになってしまったアイアンメイデンですが
やっぱりこの頃がええなー。
アンダーグランドからメジャーへ、まだまだライヴハウスでエネルギッシュに汗かいてたこの頃
生命感がいっぱいみなぎってます!

IRON MAIDEN 1980 E.M.I. Records Ltd. EMS-81327
Side:A
1.PROWLER
2.REMEMBER TOMORROW
3.RUNNING FREE
4.PHANTOM OF THE OPERA オペラの怪人
Side:B
1.TRANSYLVANIA
2.STRANGE WORLD
3.CHARLOTTE THE HARLOT 娼婦シャーロット
4.IRON MAIDEN 鋼鉄の処女

LEAD VOCLS ; PAUL DI'ANNO
BASS & VOCLS ; STEAVE HARRIS
GUITAR & VOCALS ; DENNIS STRATTON
GUITAR ; DAVE MURRAY
DRUMS ; CLIVE BURR

会社バンド発表会2006/12/10 21:26

12/8(金)
会社のバンドの発表会でした。
今回はクリスマスパーティと称して、関係会社のバンドとのジョイントでした。
曲目は
1.Please Mr. Postman
2.Happy Birthday, Sweet Sixteen すてきな16才
3.It's To Late
4.All My Loving
5.La Chanson D'orphee オルフェの唄
6.Saving All My Love For You すべてをあなたに
7.If I Fell 恋におちたら
8.Help!

さくらのアンコール
1.きよしこの夜
2.好きにならずにいられない
3.White Christmas

本当のアンコール
1.Stand By Me
でした。
半年ぶりのベースで、3.4.6.7.8.〜を担当
なにごとも日頃の練習の積み重ねが大事だということを思い知りました。(とちりっぱなし)
でも、まあ、要所要所は、アイコンタクトでごまかして…(これもまたたのしい)
バンドってのもやっぱりいいですね。
みんなでひとつのものを作り上げてくって感覚がいいもんです。
ここまでくればジャンルは問いません。というかごちゃまぜですね。
でも、会社のひとで音楽を語れる数少ない仲間ですので、その人たちが楽しそうに、ちょっぴり緊張し、
まちがってちょっぴり落ち込んです様は、いいですね。青春ですねー。
人間楽しいときはいい顔してます。(おいしい時と…)
本当のアンコールでは久々ギターを弾きましたが、へたくそなアドリブで、自分がいやっ…て感じでした。
まあみんな喜んでたので(よもや私がいきなりギター弾くとは思ってもいなかったので)
ちょうどいいサプライズ? だったようです。
また1月にあるようです。
結構、しちめんどくさい曲を平気で選ぶので困りますが、
望むところ!
カンコピしてやる!

Big Soul Sista' mimi プレリリース クリスマスパーティ/STB 1392006/12/18 00:49

MIMI
ボンバー!
ダイナマイトー!
ファンキー!
日本が誇る世界のビッグ・ソウル・シスタ、mimiのライヴに行って来ました。
六本木のSTB 139 スウィートベイジルです。
http://stb139.co.jp/139/index.html
いい物見せていただきました。
いやはやカッコイー!
本人も言ってましたがルックスサイコー!
あのボンバーヘッドの総面積?総体積?は多分日本一でしょう。
みごと!
大きい!
青森に「一つ人よりおっき(大きい)あだまー(頭)」って歌う人がいましたが、
これは凄い!
3000cc以上(F1より排気量多い)
いやいやそれだけではありません。
なにより色っぽい!
背中がぱーっと開いててきれい!
いい女でござる!
おもわず自分のお腹をつまんでしまった。
歌手歴30年の32才だって言ってましたから(?)、あのボディを維持するのは多分相当頑張ってるんでしょう。
なんかルックスばっかり言ってますが(本人も言ってましたのでいいでしょう)
音がまたいい
声がまたいい
日本人?この人?
見るからに黒人ですよ明らかに。歌いっぷりも。
ソウルです!
カー!
たまんねー!
黒汁全開!
といってもクドくはない。
あまりソウルっぽいの聴いたこと無いテーラーさんが充分堪能できたのですから。
はっきり言って今年のブルース&ソウルカーニバルよりよっぽどよかった。
なんでこの人出なかったの?って感じ。
貫禄です。
最近の日本人シンガー(全員平井なんとか&Misiaだかなんとかって人ら)のような裏声こぶしのオンパレードではありません。もちろんいい感じでいいタイミングでこぶしが回りますが…
あくまで本人の声がストレートに伝わって来ました。
バックのメンバーがまたすごいらしい。
ベースがかっこよかった。リズムがキッチリなのにせこせこしてない。
跳ねたり、ベターッと寝たり、自由自在にノリをコントロールしてる!すごー!
これも外人特有の緻密な中にあるおおらかさを感じました。
リズム隊は有名バンド在籍してたようです。(これから勉強しないと)
キーボードがマライヤやら有名どころとやってる人らしい。
全員凄腕なのに、メンバー紹介しても余分なソロは一切無し!
いさぎよし!微笑む希望!ああ栄冠は君に輝く!
ソウルなノリに終始する様は、本当のプロフェッショナルでした。
先着者にはバッジがプレゼント。
帰りにCD購入いたしました。CDレヴューはまたの機会に(いま聴いてるけど、これまたライヴとは別にいい)
mimi/Elements VICP-61993(ラリーグラハムが参加してるぞ!)
とにかくmimiさんの魅力一杯、ほんと元気になるLIVEをありがとうございました。
mimiさんって、ほんと人間臭い!
音楽って機械や楽器がやるんじゃなくて人間がやるもんなんですね。
当たり前のことですがそのことを改めて感じることが出来たほんとにいいLIVEでした。
ほんとは横浜にサッカー見に行く予定でしたが、
こっちに来てよかったー

マディ・ウォーターズ/伝説のヴィンテージ・ライヴ 1971+ニューポート19602006/12/30 11:12

muddy in concert DVD
Muddy Waters In Concert 1971/Newport Jazz Festival, 1960
DVDです。
音声があれば映像はどっちかって言うとなくてもいいかなと思いながらも
アマゾンの誘惑に負けてジャングルの奥地へと舞い込んでしまいました。
そこで出会った秘宝がこの“泥水大王伝説”です。
何が凄いって、あの顔ですよ!
鼻穴から髭が生えてるんですから。(あれは鼻毛ではない)
おおお恐るべし。
泣く子も黙るってこのことですえ〜
黒汁帝国を牛耳る大王様はやっぱり貫禄あります。
堂々たるもんです。
おおお恐れ入りました!ははっはははっっ!
髪の毛はいつものように脇は借り上げ、TOPは天高く…
これはさしずめ王冠なのであろう。
 ちょっとちっちゃな
  テレキャスかかえ
   うなるこぶしは
    エロばなし…
メセセッペ男の真骨頂でございます。
(ミシシッピ。マディの発音はたしかに“メセセッペ”と聞こえる)
このDVDは、和訳が下に出るので、英語チンプンカンプンの私でも意味がわかります。
分かってしまったのです。
洋物ってどうしても、ギターがカッコいいとか、曲がドラマティックとか、
演奏がうまいとかいう聞き方をズーっとしてたので、
歌詞がどうしたとか、あまり意識したことがありませんでした。(よく意味がわかんないし)
ですから黒汁の香りは分かっても、やっぱりみんな同じ曲に聞こえる物が多かったのです。
でも今年このDVDでちょっと意識が変わりました。
なんていう歌詞ですかこれは。
馬鹿馬鹿しいというか、まぬけというか、ナンセンスっていうか、おちゃらけっていうか、
ほぼ全編エロばなし
笑ってしまいました。
特に1曲目のLong Distance Callにはぶっ飛びました。
「となりのラバが…おれの庭を荒らしてる…」
う〜んっ、なんと悲しい物語…
王者マディがニヤリとしながらに歌いきる。
観客はヤンヤヤンヤの大喝采!
どういうこと〜?
もちろん
「オレは男の子!」
「オレは絶倫男!」
「オレのモジョはスゲーぞ!だけど彼女の前ではからっきし」
などいつものチョー有名曲も相変わらずすごい。
悠々としかも仁王立ちでうたう泥水大王様は余裕綽々でございます。
黒汁帝国ってこんなに奥深い(?)ものなのかー!
こんなにアホなものなのかー
こんなに楽しいものなのかー
ボーナストラックは貴重映像だそうで
かの有名なニューポートジャズフェスのLIVEです。
リゾート型のいわゆるセレブ調のジャズフェスですので、
イスの座った金持ちそうなお客がたくさんいる中で
我らが大王様登場!
もちろん鼻から髭はやして、お下劣ソングの連発です。
ところが、セレブ達は意外と大喜び!
マディとジェームスコットンが踊りだす、大盛り上がり大会です。
「泥水大王の侵略」
言っておきますが大王様のエロばなしは、そんじょそこらのエロではありません。
なんか、品があって(?)、なんかユーモアがあって、なんかマヌケなんです。
まあ、愛すべきシモ…でしょうか。
それもこれもマディ大王様のあの顔だから許されることなのでしょう。

Muddy Waters In Concert 1971/Newport Jazz Festival, 1960
P-VINE RECORDS PVBP-962

In Concert 1971
1.Interview with Muddy
2.Long Distance Call
3.Hoochie Coochie Man
4.Manish Boy
5.Walking Thru The Park
6.Crawlin' Kingsnake
7.She's 19 Years Old
8.Got My Mojo Working
9.Hold It
Recorded at Oregon University, October 20, 1971.
Muddy Waters-vocal and guitar
George "Harmonica"Smith-harmonica
Pinetop Perkins-piano
Sammy Lawhorn and Pee Wee Madison-guitar
Calvin "Fuzz"Jones-bass
Willie "Big Eyes"Smith-drums

Bounus Tracks:Newport Jazz Festival, 1960
10.Rolling Stone
11.I'll Put A Tiger In Your Tank
12.Hoochie Coochie Man
13.Got My Mojo Working
Recorded at Newport Jazz Festival, July 3,1960.
Muddy Waters-vocal and guitar
James Cotton-harmonica
Otis Spann-piano
Pat Hare-guitar
Andrew Stephens-bass
Francis Clay-drums