エリック・クラプトン・武道館・2006・11・242006/11/24 23:53

ERIC&DEREK
DEREK & THE DOMINOSのLIVE行って来ました!
ほんとです!
デレク・アンド・ザ・ドミノスですって。
なになに、デレクトラックスが入っているからってそんなこといってんだろうって…
なにをバカなことを
正真正銘デレク・アンド・ザ・ドミノスなんだってばー
今回のエリック・クラプトンライヴは本当にデレク・アンド・ザ・ドミノスでした。
ななななーんとオープニングが“TELL THE TRUTH”
1曲おいて次がなーーーーんと、あのDEREK & THE DOMINOS/IN CONCERTの2曲目
“GOT TO GET BETTER IN A LITTLE WHITE”
もうこの時点でわたしのタカがはずれました。もう最高潮モード!
またこれほどまでにエリックライヴに通っているのに今までやったこと無かった
“ANYDAY”(LAYLAのB面2曲目)地味な曲だけど、ブチ切れでした。鳥肌と鼻血ブー!(そこまでは…)
もちろん“KEY TO THE HIGHWAY”“LAYLA”
なんとBACK HOMEからは無し(だと思うけど)
甘ったるいティアーズ…、ステェアイン…無し。腐ったアルバムレプタイルから無し!
ざまーみろそこのカップル!
おまけにJ.J.ケイル特集のアフター…コケイン、
そして私としては初エリックライヴ(’85)の2曲目以来の
“MOTHERLESS CHILDREN”
エリックとデレクが一緒にユニゾンでスライドだぞー!!!!!!!!!!
かーーーーーーーーーっ!たまらーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
甘ったるいシリーズはワンダフル…ぐらいのもの。しかも最近のゆっくりバラードではなくスローハンドっぽく
が嬉しい。ノーマルトーンのブラッキーもどきが良い音でしたよ。
今回一緒のギタリスト、ドイル・ブラムホールIIがまたいい味だしてるんですよ。
サウスポー特有のスリークウォーターからくりだされるクロスファイバー、肩口からアウトローへのストレートが有効(?)
派手さや速さは皆無ながら、いいタイミングで入って来る独特のリズム感そして和音弾きを織り交ぜたブルース魂のあふれるフレーズ…
おじさんもちょっとびっくりだぜ。
そして今回の目玉、現オールマンブラザースバンドのギタリスト、デュアンオールマンの魂を受け継ぐ男デレク・トラックス!
この若き天才スライドマイスターを迎えて、はたして我らがエリックはまたしてもスランプになるのでは…
なんて勝手に想像するぐらい、現存する最高のスライドギタリストがまたすごい!
いったいどっから指でどっからスライドかわからない(1階席だと)のです。
しかも良く鳴く!
アルバム“LAYLA”のデュアン役を、いやいやそれ以上の名演奏を目の前で披露してくれました。
泣きギターなんてモンじゃない。
鳥のさえずり、荒馬の嘶き、ブルースマンの咽び泣き…
感情豊かな表現が私の心に突き刺さりました。
そういった個性は2人をあえて起用した我らがエリックですが、若い頃の様にスランプになってドラッグやドリンクに走ったりしません。
なんと堂々真っ向勝負に出たのです。
さすがに年齢の影響もあるのか、初球、2球目は、空振り、見逃し、と若さに押された感はありますが、
そこは親分、役者が違います。
小僧ども、とくと見ておけ!
と言わんばかりに、若造の投げる必殺の得意球を、ベース手前まで引きつけて
カキーーーーーーン!
悠々とベースを回る様はさすが王者の風格!
エリック様!あなたはすごい!
音色的には
エリック「ウォーーーーーン」
ドイル「ギュイーーーーン」
デレク「キュピーーーーン」
3人とも良かったですよ。
そしてキーボードはいつものクリスステイントンともう一人。
この人がまたギターみたいなソロで結構盛り上げました。
ドラム、ベースはやっとのことでネイザン&ガットから解放されてホッ
テーラーははっきり言ってこの2人のクラプトンバンドはそんなに好きではないのです。
なんだか気取ったお洒落さんで、やなんです。
今回は地味でしたよ。おかげで土臭くて、サザンロックでした。
なにせギター2人がジーパンですから、南部ですよね。
そしていけてるネーちゃん(顔がよくわかんない)2人の豪快なコーラス!
アンコールのクロスロードのド迫力コーラスは、度肝を抜かれました。
ということでこのままでは朝まで書き続けそうなのでやめます。
久々興奮のエリックライヴでした。