Charlie Parker/Now's The Time2005/12/01 23:51

now's the time
Charlie Parker/Now's The Time
20代でJAZZというものに本格的に触れて、
最初に到達した自分が見つけたアイドルがこのチャーリーパーカー。
ニックネームは「BARD」、
ECがはじめて加入した伝説のROCKBAND、ヤードバーズの名前の元になる人でございます。(そんなこと誰でも知ってるわい、っていわないで)
映画「BARD」でも彼の生涯が描かれていますが、
最期はかわいそ、ですね。(いわゆるJAZZ界のジミヘン、いやいやジミヘンがROCK界のバードか)
監督のクリントイーストウッドが大のバードファンだそうで、ドラマティックというより意外とドキュメントっぽくリアルに描かれていました。(つまり後半は暗い)
さてこのアルバムヒットパレード的にいい曲が程よく入っています。
1.アップテンポで覚えやすい印象的なテーマでスタート
2. 明るさの中にどことなく甘く切ない感じの始まり。
後半入ってくるベース、ドラムも控えめながらうまく決まってるー。
愛人との間の子供の歌だそうで、道理で愛情たっぷりにキャッチーに仕上がっているわけですね。
3.4.速い速い…
こちらは愛人の連れ子の歌。とってもかわいがっていたそうで、2.とは違う、その溺愛ぶりがうかがえます。
6.ややゆっくり目の落ち着いたブルースナンバー。
7.8.9.10.軽快でこれも覚えやすいテーマ。そこから一気にバード節ノ
11. 前曲と後曲の中間のような曲、ちょっと大人のカクテルの香りがノ
12. タイトル曲、超ー簡単で誰でも出来そうなテーマですが(テーマだけならわたしでもできる、うれしー)、よくここからあれだけのアドリブが飛び出すものだと感心してしまいます。よくセッションで聴きますよね。
13. ナベサダが愛好しているそうです。タイトル曲と同じようなのりの曲。
大体がブルース進行ですが、それぞれのテーマに意外なほど個性があり、どれも覚えやすいメロディーで、とかくテクニックや理論に走りがちなこの世界で、しっかりとPOPSONGとして存在しているのが見事です。
このころからバード本人の様態が悪くなっていったようで、ことのほか明るい曲調の中にちょっぴり物悲しさが漂います。その辺がまたたまらなくそそるんですよねー。
アナログ好きの私ですが(安いシステムでガリガリノイズですが)、この辺の巨匠は貴重版ばっかで高い!
ということでCDではありますが、13曲(実質8曲)なのでゆるします。
とにかく1曲3分程度ですので、JAZZ初心者にはちょーお勧めですね。

Charlie Parker/Nowユs The Time VERVE Records J33J251010 1953
1.The Song Is You
2.Laird Baird
3.Kim
4.Kim
5.Cosmic Rays
6.Cosmic Rays
7.Chi-Chi
8.Chi-Chi
9.Chi-Chi
10.Chi-Chi
11.I Remember You
12.Now's The Time
13.Confirmaition

1〜6
Charlie Parker as.
Hank Jones p.
Teddy Kotick b.
Max Roach dr.
Recorded:NYC,December 30,1952

7〜13
Charlie Parker as.
Al Heaig p.
Percy Heath b.
Max Roach dr.
Recorded:NYC,August 4,1953