竹田和夫LIVE2006/08/07 01:01

takeda
今日(8/6もう昨日?)は渋谷クロコダイルで竹田和夫のLIVEを見て来ました。
いやー、よかったよかった!
感謝感激雨霰!
神様!竹田様!でした。
335を弾きっぱなしで、ぐいぐいテンション高いプレイで、
出し惜しみ無しの、はずれ券なし。
大当たり、大吉続出でした。
去年?のクロスオーバージャパン以来、
真近でみるのは20年ほど前の名古屋エレクトリックレディランドでのボーイズオンロックス以来。
ジャージーなフレイズがまた見事に消化しきっていて
いい渋み(味)をくわえてはいるものの
そのスピリッツはあの頃となんら変わらず、
エネルギッシュでエキティング!
すっごい迫力でした。
あくまでも“竹田節”でした。
ボーカルがまた“竹田節”炸裂!
いいんだこれが。泣けて来るよ私は…。
しみる  って、こういうことですね。
ただ乱暴にパワーだけで押してるのではなく、音を噛み締めながらお客さんへ丁寧に渡している、
そして会話している、そんな感じを受けました。
メンバーとのバランスがうまくとれてて、決して竹田さんだけが浮いていない、
見事なアンサンブルでございました。
うー満喫。
いや全然物足りない、もうワンステージ欲しいぐらい。
FAZZ踏んだあと「血がたぎってしまった」のひとこと、
おんなじ(天と地ほど違うが)ギタリストでよかった〜!(なにがじゃ)
個人的には“ナイトインチュニジア”がかっこ良かった。
そして20年ぶりの一人スピニングトーホールド総本家(味噌煮込みの山本家どころの騒ぎじゃない)
アンコールでは出演者みんながステージ上がってフィナーレ。
なんか温かいなー!
もっとカミソリの様にシャープなイメージあったんですが、
適度に柔らかみがありいいかんじーのライヴでした。
これはご飯おかわりなんばいでもいけます。
帰り際、道行くおねーちゃんがみんな綺麗に見えました。(後ろ姿が…)

竹田さんの前に何バンドか演奏してました。
みんなブルースを音楽を愛する熱い演奏でした。
いつもお世話になってるドラゴンクライの皆様、
PAを通して大きい音で聴くと、迫力あってかっこ良かったですよ。
そしてなによりまとまりがある。
ちょっとルーズなレイドバックした感じが南部っぽいほこりっぽさを醸し出して、
ひじょーに私好みでした。
うまい!
ビールおかわり!

タンパ・レッド/ザ・ギター・ウィザード2006/08/10 23:33

タワーレコードのブルースコーナーに、またうまいこと、かっこいいライナーつけて、
ジャケット向けておいてあったんですから、これは私への挑戦?それとも快楽への誘い?
なんて思いながら、ちょうどフィンガーピッキングのアコギブルース聴きたかったので、購入しました。
曲の区別がつきません。
全体的にのんきでのどか、レイドバックしまくりで、ついついいねむり。
偉大なるブルースマン相手になんたる態度!
でも生理現象には勝てません。
電車でiPodで聴くとこれまたいい感じにオネムの時間が…(オシムじゃないよ)
なんとかこの音楽を、この偉大なるブルースマンを、私のブルースライフに組み込まなければ。
しかし敵もさるもの、執拗に催眠攻撃を仕掛けてくるのであった。
くーっ!だめだ!耐えれん!
毎日がこの連続、けっしてこのCDを馬鹿にしてる訳でもなく、このブルースマンを嫌いなわけでもない、
いい味だしてるし、ギターはうまい、歌だって渋く歌ってる。
でもα波が出まくり、心地よくなってしまう。
♫あるー日、家の中、お風呂に、入ろーと♫
久しぶりにCDウォークマンを引っ張りだし携帯用のちっちゃいスピーカーにぶっさして
タンパちゃんおとなしく鳴いてな…ってな感じでゆっくりしながら聴いてみると、
これがはまった!
いいぞタンパちゃん。
おれの体がバラバラにほぐれてく…
おれのα波がやすらかに広がる…
おれの意識が…
おっと寝ちゃいけない。
シャンプーリンスひげそり…
あれ体洗ったっけ?(最近ひどい。自分が体洗ったか分からない時がある。どうしたんだテーラー。)
垢擦りタオルが濡れてるところをみるとたぶんあらったようだ。
さあ、もう一度タンパちゃん登場!
いいぞ、いいぞ、癒される。癒される。
野良ジョーンズより癒されるぞ!
ということで楽しいバスタイムのお供にタンパレッドをどうぞ。

Tampa Red/The Guitar Wizard 1994 Columbia/legacy CK 53235
1.(Honey)It's Tight Like That
2.Big Fat Mama
3.No Matter How She Done It
4.Reckless Man Blues
5.Don't Leave Me Here
6.Dead Cat's On The Line
7.Things 'Bout Comin' My Way
8.You Can't Get That Stuff No More
9.If You Want Me To Love You
10.Turpentine Blues
11.Western Bound Blues
12.That Stuff Is Here
13.Sugar Mama Blues No.1
14.Sugar Mama Blues No.2
15.Black Angel Blues
16.Things 'Bout Comin' My Way
17.Denver Blues

レディスミス・ブラック・マンバーゾ/ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム/ブルーノート東京公演2006.8.13.Sun.2006/08/14 00:43

ladysmith
レディスミス・ブラック・マンバーゾ
ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム
ブルーノート東京公演2006.8.13.Sun.
いいライヴでした。
スンバラしい!
音楽さいこう!
いつもこんなことばっかり言ってますが、これは新たな出会いでした。
ブルーノートのスケデュールで昼休み見つけて、仕事帰りに21:00からのセカンドステージに行ってきました。
南アフリカのコーラスグループという事以外は全く予備知識無し。
ブルーノートのHPによれば、Pサイモンが共演したことがあり、グラミーもとってるとのこと。
まあ、1級品であることはまちがいなさそうだったのでまあ行ってみようと衝動買いみたいなノリでした。
最近アフリカ音楽にちょっとだけ触れていたので、生アフリカを体験しよう!コーナーでした。
コーラスってことは、ゴスペルっぽいのかななんて思いながら、
仕事疲れもあり、途中睡魔がくる確率80%だったので30分前にビールのんでちょっとうたたね。
こういうときって寝れないんだよねー
うぁー、始まっちゃったよー。
しかし、そんな不安はぶっ飛んでしまったのだ。
ステージ上にはマイク8本だけ。そうです。いっさい楽器が無いのです。
リードヴォーカルにあわせて、いきなりぶぶぶあついコーラスが…
しみるーーーー!
そしてリズミカル。低音がいい感じのリフになって、みんなが踊りだしたぞ!
みんなにこにこしながら、おおーっっと足をあげて…、みんな高いぞ。さすがアフリカ身体能力高い。
CD聴くとちょっとゴスペルっぽいかなって感じがしますが、ライヴはアフリカの大地そのもの。
赤茶けたアフリカの大地です。サバンナです。地平線です。キリンがでてきてもおかしくない雰囲気です。
歌詞には南アフリカ特有の舌打ちの音が入る発音があったり(映画ブッシュマンのニカウさんの発音)、
音をそんなに延ばさないところ、歌におおげさなビブラートやコブシが入らないなど、
まぎれもなくアフリカ。
原住民の音楽に打楽器が入ってないやつって言えばいいでしょうか。
何曲目かで、真ん中の人が突然、鳥に、サルに…、ジャングルだー!
会場がジャングルになっちまったー。その音に合わせてまた始まった低音リフ。
一人ずつ前にでてきて踊ります。身軽だなー。
マイケルジョーダンみたいなひと、ウィントンマルサリスみたいなひと、ハリーベラフォンテ、ガッツ石松…
個性的な顔の、個性的な踊りに場内喝采!
曲の合間、マイケルジョーダンとウィントンマルサリスが勝手に話してる、反対側では2人がじゃれ合ってる、
真ん中では3人がリズムとって踊ってる。まあ勝手きままな、いやこれって演出?
なんか良く分かんないけど、あっ次始まった…
ずっとこんな感じでしたが、全く眠気無し。
こんなヒューマンなステージ見たこと無い。
これぞ歌と踊り!
本当に本当に余分なものなにもなし。
よくぞここまで引きつけてくれる世界をつくりだしたものです。
いままで聴いたことの無い世界が今目の前で繰り広げられています。
Long Walk To Freedomでは、拳を突き上げ、政治的なメッセージを感じました。
かれらは音楽を武器に自由を手にしようと今でも戦っているんですね。
そういえばリードボーカルはマンデラさん似?
最後はまたいい感じのリズムとリフにダンスパフォーマンス、
会場からのカップルが上げられ一緒にダンシン。やっぱり日本人には難しいステップ。
もちろんこれだけで帰すはずは無く、アンコール。
Amazing Graceってきたから、朗々と歌い上げるかと思いきや、
やっぱりアフリカ。そのへんの潔さがいい。あくまで自分たち流。あくまでアフリカ流。
最後の最後までサイやカバの糞のにおいを感じました。いいにおいだった。
客席はほぼ半分。いや3/1?
なんでこんなにすばらしい音楽が紹介されないのでしょう。
もっともっといろんなところでとりあげてほしいです。
いろんなフェスにでてほしいです。
だれにでもわかる、だれもがほほえむ、だれも嫌いになるひとがいない…そんなヒューマンなサウンドです。

Ladysmith Black Mambazo/Long Walk To Freedom 2006 HUCD 3109
1.Nomathemba
2.Hello My Baby
3.Diamonds On The Soles Of Her Shoes
4.Homeless
5.Rain Rain Beautiful Rain
6.How Long
7.Mbube
8.Amazing Grace/Nearer My Got To Thee
9.Nkosi Sikelel 'IAfrica
10.Inkanyezi Nezazi "Star And The Wiseman"
11.Shosholoza
12.Long Walk To Freedom "Halala South Africa"
13.Thula Thula "Bonus Track"

トロピカル・マリンバ/バラフォン・マリンバ・アンサンブル2006/08/22 22:15

tropical
1981年アメリカで結成されたバラフォン・マリンバ・アンサンブルを紹介します。
またまたタワーレコードのワールドミュージックコーナーでいいものを発見。
全くここはパラダイス。
何時間でもいられて、何枚でも買ってしまいます。
試聴も出来るので、気に入ったのは即Get!
その中の1枚です。
夏らしいのがほしいなと思い、レゲエやらカリブやらアフロやらブルースやら(おやおや、なんとも黒っぽくなっちゃうじゃありませんか)。
そこに現れし1枚の素朴な音集。
最初はバラフォンという言葉に挽かれました。
バラフォン、それはアフリカの楽器。マリンバ(木琴)の原型で、木の鍵盤の下は大小のひょうたんが付いていて、それが程よい共鳴となんともいえない響きを演出してくれるのです。
心地よい素朴な楽器バラフォンを中心に、マリンバやティンバレンス等のパーカッション、多分スティールパン(ドラム缶を使った楽器)と思われるカリブっぽい音まで入っています。
ライナーによると、やはりアフロ色が強いらしく、ジンバブエの曲なんかを取り上げているようです。
曲調はいわゆる「ド・レ・ミ」の音階で明るくリズミカル。
幼稚園児からおじいちゃんおばあちゃんまで踊れる、たのしい愉快な曲ばかり。
アフリカの大地よりもどちらかというと私はカリブ海風のイメージが強い気がしました。
のんびりと、リラックスして聴けます。
リズムは結構激しいので心はウキウキ!
夏の海辺にはサイコーです。
リンボーダンスでもしたくなるような、いやスイカ割りかな、とにかく楽しいみんなの音楽です。
まあ全曲同じ感じといえばそうなります。
たいがいこの手の音楽は全部パターンが一緒、またそうでなくてはいけないですよ。
盆踊りだって、フォークダンスだってだいたい同じような曲でしょ。
しかし木の音っていいもんです。やさしい音です。温かい音です。でも涼しいカリブの海です。
なんかこんなのばっか聴いてると、色んな国に行ったような錯覚に陥ります。
ほんと、都合のいい安上がりな性格です。(安く上がり? 結構CD買ってるし)
たまにこうやって、ロックやブルース、ジャズなどの本気モード音楽(なぜか本気になって聴かなければいけないという気になってしまいます。またそうやって聴くのが好きなんですが)から解放されるのも、音楽を使った音楽の気分転換になります。
そうです音楽です。
好き勝手に音を楽しみましょう!

Tropical Marimba/Ballafon Marimba Ensemble 1990 Respect Record Ltd. RES-111
1.I Aready Have A Husband
2.Nhamo
3.Caderas
4.Taireva
5.Temerina
6.Amerina
7.Nhimutimu
8.Mashamba Nzou

ワールド・ビート2006/コノノNo.12006/08/29 23:35

konono
8/27日曜日、World Beat 2006なるイヴェントを見に、日比谷野音へ行って来ました。
お目当ては以前当BLOGでも紹介した、
http://taylor.asablo.jp/blog/2006/06/15/406671
コンゴ民主共和国のコノノNo.1!
電子リケンベを歪ませたとてつもない音を出すグループです。
15:45過ぎ、渋さ知らズオーケストラでイヴェントスタート。
いきなり客席後ろからパンツに白塗りのパフォーマンスダンサーが3人と数名の管。
おどるおどる!
見たところ「山海塾」(まだやってるんですかねー、私が学生の頃話題になったアートパフォーマンス集団)
の出来損ないのような感じ。でもまあおもろいでー。
そしてステージではビッグバンドにエレキ2本、エレキバイオリン、パーカッション、色っぽいスリットが入ったドレスのねーちゃん2人てな感じの大所帯です。
あくまで安っぽく、チンドン屋の延長ですが、ここまで徹底するとイサギいいですねー。
参ったよ、君たちには。
会場も異様な盛り上がり。みんなそろって「ええじゃないか、ええじゃないか」ってノリでした。
演劇がかった感じですが(以前はこういうのだいっ嫌いでいたが)、
世紀末的な(世紀初めですよ今は)破滅的なものをちょっと感じるんですよねこういうの。
でもええじゃないか、そんな世の中だからこそ、みんなそろってええじゃないか。
しょっぱなから踊ってしまいました。
2番目ROVOはパス!ぜんぜんつまんない!
ドラム、パーカッション、キーボード、ギターでインストクラブ音楽って感じ。
メロディーもなしリズムもこれなら打込みで充分(打込みの方が無機質でいい)。
それでも若い人たちはゆらゆら横に揺れてました。
今時のクラブってこの程度のノリなんですかね?
迫力はあるのですが中身が空っぽでした。
充分な休養のあと、最後に登場はコノノNo.1!
はっきりいって田舎のおっさん。
パーカッション1人、コンガ(アフリカ的なコンガでした)1人、リケンベ(カリンバ、親指ピアノ)3人
凄い編成だ!
音が鳴りだした瞬間、はっきり言ってハードロックでした。
バリバリのディストーションサウンドに怒濤のごときリズムの嵐。
若いクラブノリのお姉ちゃんも民族音楽研究家っぽいオジさんも、みんなみんなタテノリギンギン!
さすがリケンベ!キーは1つ!そして決めのフレーズはいつも一緒!
ウォー、ブルースロックだー!
とにかく前2つと大きく違うのは、音の固まりの大きさと固さ、そして単純明快!
これなら世界中の人がわかる!
リケンベのキーとボーカルのキーは明らかに違うのだが、これは西洋音楽ではない!これでいいのだ!
お祭りのお囃子と一緒で延々とおなじパターンが続く。ときおりお決まりの盛り上げフレーズのリケンベがうなる。
会場大騒ぎ!そしてまた延々と続く…。
3曲ほどで1時間半はやったでしょう。
1曲30分。つかれた!でも途中でやめれない。やめたら負けよ!あっぷっぷ!
そういえばねぶた祭りの時、必ずある、
無意識の内に見ず知らずの2人が張り合って、やめられなくなっちゃう時があったっけ。
じょっぱりのテーラーさんは負けたことが無かった(ははっはは、バカ)
気がつくと会場中がおおきく渦巻いてました。なにかに取り付かれた様に、不思議なリズムに踊り狂ってる。
会場中におおきなかたまりが、魂の様にかたまりが、空に向かって今にも飛んで行きそうな、
そんな空気になってました。
アフリカの人の神ってこういうこと?日本の神に近いのかな?なんてふと思ったりして。
太古の昔から続いてる歌と踊り…
電気を通してもっと遠くに届く様にというメンバーも思いは神に届いたのでしょうか?
少なくとも雨乞いではなかったようで

World Beat 2006.8.27.Sun.日比谷野外大音楽堂
Konono. No.1
ROVO
渋さ知らズオーケストラ