ディープ・パープル/メイド・イン・ジャパン(ライヴ・イン・ジャパン)2006/09/01 22:32

purple/made in japan
久々に無骨いロックを聴こうと、レコード棚をあさってたら出て来ました。
名盤「Deep Purple/Made In Japan」。
私が持ってるのは洋盤でMade In Japan。ジャケットも違います(写真左)。
CDは通常の日本語版でLive In Japan。(写真左)GOLD CDで内容は全く一緒のボーナストラック無し。
きょうはアナログいってみようということで、
DENONのアナログプレーヤーDP47Fにおっきなレコード乗っけて、さあスタート!
いつ聴いてもこのアルバムのハイライトは曲はいる前のここから!
静かな客席がざわついて、イアンペイス、ジョンロードあたりがちいさな音から徐々に入れてく。
うーーーーーっ。この緊張感がたまんねー。
たかたかたかたかたかたか…
イアンギランのアナウンスが無くても分かっちゃうハイウェイスターのイントロでリッチー様のお出ましダイ!
観客も、演奏も、レコード聴いてる私も、カートリッジも、ナガオカレコード針も一気に最高潮!
まあ、このアルバムを紹介しようなんて、そんな大それたことは思っておりません。
私が何言おうがうるさ型のパープルファンには足下にも及びませんので…あしからず。
でも、いいものはいい。わたしのようなものでも興奮しているのが伝わってもらえればいいのだ!
もともとそんなにリッチーファンではないし、あまり彼のギターの音色は好きな方ではないのですが、
いいアルバム。いい曲が多いです。もちろん個々のライヴ盤にあるように名演奏も…。
でもやっぱりこのライヴは凄い!
音色的には昔風のちょっぴり丸い音(ハードロックらしいギンギンした感がない)ですが、
そこがまた渋い!
昔風ということは、広がり感や、透明感が薄いのですが、
それこそミュージシャンの力量、特にリズム感がはっきり分かります。
ほんと凄い!
つぶつぶオレンジのようにミズミズしくはち切れそうな青春真っ盛りでございます。
スポーツで言うどんなスピードにも瞬時に反応できる動体視力を持ってるっていう感じですかね。
長いパープルの歴史でも、一番旬のときですからね。
72年ですよ。私9才。あっ札幌オリンピックの年だ!
笠谷のジャンプ70メートル級(ノーマルヒル)が70メートルちょっとで金ですから
いまは90メートルでも全然ダメです。しかも今はV字。時代ですねー。
いや、今聴いてるこの音はちがうぞ!
全然ノスタルジックじゃない!
現在進行形だ!
聴いててねたましくなる!
それほどツボお抑えたいい男!
全曲スーパー有名曲ということで、曲の説明もなし。
ひたすら上がったテンションを書き綴ることに…
この頃のミュージシャンってほんと早熟っていうか、大人びてますねー。
もちろんリッチーの髪はこの頃の方が上がってますが。(和田アキ子にチェックしてもらってんのかな)
フレーズといい、演奏力といい、貫禄、オーラ、かっこよさ、美しさ、気持ちよさ…
ほんと堂々として余裕の中にもハイテンションで…。
第2期再結成のライヴ(84年頃)は生で見ましたが、この頃の生は凄かったんでしょうね。
今となっては想像するしか無いですが、レコードという時代の産物を使って目一杯想像しよう!
洋盤だけあって1面の裏が4面、2面の裏が3面という、
なんとも日本人にはなじめない作りですが、それもまたいとおかし!
曲もバンドも紹介しないでこれだけ書いてる自分にもほとほとあきれていますが、
テンション上がってるんじゃー!
わるいかー!
デイープ・パープル!
日本公演のライヴ!
これだけ言えばいいでしょ。
はええーな。もう終わっちゃったよ。
アンコール!アンコール!猫ひろし!猫ひろし!
ラッセラー!ラッセラー!(最近会社の若い子にラッセラーっていったら猫ひろしっていわれました。ねぶたのかけ声なのに)ポーツマス!ポーツマス!
じゃもう一回ハイウェイスターいこか!

Deep Purple/Made In Japan 1973 Warner Bros.Records Inc 2WS 2701
Side one
1.Highway Star Osaka-16th August 1972
2.Child in Time Osaka-16th August 1972
Side Two
3.Smoke on the Water Osaka-15th August 1972
4.The Mule Tokyo-17th August 1972
Side Three
5.Strange Kind of Woman Osaka-16th August 1972
6.Lazy Tokyo-17th August 1972
Side Four
7.Space Truckin' Osaka-16th August 1972

1972年8月15日 大阪・フェスティバルホール
1972年8月16日 大阪・フェスティバルホール
1972年8月17日 東京・日本武道館

Deep Purple/Live In Japan WPCR-10193
1.Highway Star
2.Child in Time
3.Smoke on the Water
4.The Mule
5.Strange Kind of Woman
6.Lazy
7.Space Truckin'

トト/ハイドラ2006/09/05 21:32

toto/hydra
またしても我が家の大陸棚からアナログレコードが…
トトのセカンドアルバム「ハイドラ」でございます。
いまだに、そして永遠に聴き続けるであろうこのアルバム、
本当大好きでございます。
曲、アレンジ、演奏力、センス、バランス、トータル性、大人じゃん感…
なにもかも併せ持ったTOTOの傑作です。
人によってはファーストやⅣ、ロック好きならTurn Back(初期ばっか)を上げますが(どれもいい)、
とりあえずセカンドを一押し!
数あるトトさまのなかでも一番トータルアルバムとして1曲目から最後までばらつきが無いのがこのアルバム。
もちろん曲毎の様々な仕掛けや聞き所はありますが、
ジャケットからなにから本当トータルに仕上がった素晴らしい芸術作品!
今は亡きドラムのジェフポーカロ兄貴がとてつもなくかっこいい。
さすがリーダー!兄貴!
こういうの聴くとドラムってカッコいー楽器だとつくづく思います。
かゆいところに的確に手が届くそのセンスの良さは、本当ミュージシャンの鏡!
もちろんドラマーだけではありません。
ギターのルカサーさまもこの頃ギブソンレスポースのゴールドトップを弾きまくったということで、
ルカサーにしては芯のある良い音出してます。(ライヴでのよく聞こえないEMGのシュワシュワギターはあんまり好きな音ではない。)
いやいやホビーキンボールのボーカルこそが初期トトのやはり表看板!
ままー!
はりのあるハイトーンは高校時代からあこがれでした。
いやいやまだまだ、キーボードこそがトトのTOTOたる大特徴!
この頃活躍したジャーニーなんかと比べるとよくわかりますが、
トトは安易なストリングスっぽい音は使わないんですねー。
まずは基本のピアノ!←ここが他のバンドとちがうところ。音楽的なリーダーデビットペイチが仕切ってます。
たしかUSA For Africaもこのひとがしっかり仕切ってました。
それに最小限の色付けをスティーブポーカロが渋くしかもカラフルに…
ここがミソなんですよ、他のバンドのベタ引きキーボードとは違う!
いやいやいやこのころのトトが粋がよくまとまってたのは、じつはベースのデビットハンゲイですよ。
今のマイクポーカロより好きです。なにがどうかはよくわからないけど、ハンゲイいいぞ!カッキー!男前!
ジャケット同様にちょっとくらい感じのアルバムですが、聴き応え十分!
適度な重量感が高級感を引き立てます。
今でもここからの曲は結構ライヴでやってくれます。
メンバーも気に入ってるんでしょうね。
ほんと密度の濃い内容です。
一つの物語を味わってるようです。
相変わらずアナログ版のため時々ドキッとする「ブチッ」っていうノイズは入りますが、
迫力のあるドラムが若干歪み加減なところがロックのダイナミズムをより大きくしてくれます。
本当もう、超かっこいー!
ボビーもジェフのWスティーブも、Wデビットもみんな一丸になって突き進んでくかっこよさに、
改めて感激!
バンドっていいなー!カッコいいなー!ロックっていいなー!音楽っていいなー!
泣けるぜ!ととさま!あんたら一番!

TOTO/Hydra 1979 CBS Inc. Columbia PC 36229
Side One
1.Hydra
2.St. Gearge And The Dragon
3.99
4.Lorraine

Side Two
1.All Us Boys
2.Mama
3.White Sister
4.A Secret Love

大阪でのライヴ/近畿音楽サークルLIVE20062006/09/10 23:01

osaka
大阪の友達 後藤一平ちゃんに呼ばれて、
彼の所属する会社の音楽サークルのLIVEに参加してきました。
彼の会社とはいわば親戚会社なので、
こういったバンド同士の交流が以前からあり、
たまにセッションなんかしてました。
今回は彼の企画バンドにギターで…「一平&his friends」
と、もうひとつ、
名古屋の会社バンドで一緒だった森田正史くんと一平ちゃんと3人でアコギコーナーを…
まずはアコギコーナー(写真上、写真下:右後藤氏、中央テーラー、左森田氏、悪そー!?)
なんとかぐや姫特集
  雪が降る日に
  おもかげ色の空
  あの人の手紙
実はテーラーは中学の頃は兄の影響でかぐや姫を弾き語りしていたのでした。
久々のフォーク、久々のヴォーカル、ハモリ…
あいかわらず歌詞が…不安の中、ちょっと緊張しましたが
森田氏のがんばりでなんとかハモれましたよ。
最後は、前いた会社バンドのオリジナル
  I LOVE YOU FOREVER
実はこの曲第1回全国職場地域音楽祭 SOUND WAVE '98で優秀バンドになった時の曲。
旧友3人がすこしドキドキの練習無しのぶっつけ本番でした。
ところでお客さんはというと、
もちろんみんな関西人、こてこてです。
そして会社の音楽サークルということで、会社関係の音楽好きやその仲間、
我々の上下ぐらいで、お子様づれも多数。
ほのぼのアットホームな真昼のパーティーです。
場所はJR大阪駅から歩いて10分ほどの「キャヴァンクラブ」
ビートルズライヴの老舗です。
http://www.cavarn-club.com
「一平&his friends」は(写真中央)
一平Vo.に、
奥さん美和子さんがB.(元々は名古屋で活躍していたLUNATIC VAMPIRE(るなてっく バンパイヤのギターでした)
美和子さんのバンド仲間(元るなてっく)よっちゃん(佐々木(加藤になったばっか、おめでとー)良江)がDr.
私がG.
けっこうイヴェントのたびに呼んでもらってるので、安心してやれます。
と思っては大間違い!
いつも直前に一平ちゃんから恐怖の選曲が送られてくるのです。
今回は1曲だけでしたが…
 まずはビートルズへ敬意をこめて「Rock 'n' Roll Music」
 そして子供ばんどバージョン「Summertime Blues」
 アニメシリーズで「ハクション大魔王」←このバンドの十八番!
 ケロロ軍曹のテーマ「君にジュースをあげる」
 頑張れ清志郎「雨上がりの夜空へ」
 甘くてすっぱい「レモンティ」
ケロロ軍曹では一平ちゃんの愛娘5才のみおちゃんがコーラスで「あん、あん、あん…」
かわいいのー!目に入れても痛くないってこのことね。
難局ケロロをなんとかこなして後は目をつぶっても…
と思って飛び跳ねたらシールドが抜けちゃいました。赤面!
最後はビールこぼしちゃって「まー.びたびた!」
笑いあり涙ありの、ほとんど吉本ノリの大宴会でした。
一平ちゃんありがとう!またよんでね!

全国バンド自慢コンサート20062006/09/10 23:12

きのう大阪で一緒だったドラムのよっちゃん(佐々木良江さん)が
今日9/10、恵比寿のガーデンプレイスの隣にあるホールで
「全国バンド自慢コンサート2006」
にでるっていうので、招待券をもらって応援に行って来ました。
このイヴェントはNHK BS2で放送されるやつです。
今回は本放送が10月9日(月)16:30〜18:00だそうで
もしかするとテーラーさんが客席で怪しい笑みをうかべているかも…
司会は「英語でしゃべらNIGHT」の松本和也アナ
ゲストが渡辺香津美、なぎら健壱、麻倉未希
完璧NHKなので、撮影、録音はもちろん、かけ声、横断幕禁止(1バンド後ろに掛けてたが)
静かなコンサートでした。
まあ司会の松本さんがうまいのと年齢層が高いぎみだったので、静かでもそれなりにおもしろかったです。
ビッグバンド、ブルース、ファンク、お祭り、カシオペア、ベンチャーズ、S&G、陰陽座、ちびっ子オジーオズボーン…
さまざまあっておもしろかった!
みんなうまいですね!
もう、このへんに出るバンドはへたくそはでないですね。(危ういところはちょっとありましたが…)
わたしの応援に行ったバンドは
5番目の愛知県「THE TEDDY BEARS」
なにせ前日その存在を知ったので、予備知識無し。
ビートルズバンドをレディースでやってる(夜バイク乗る人じゃないよ)ってことしか聴いてませんでした。
ただベースの三和聖子ちゃんは以前よっちゃんと一緒に「ジョニーエンジェル」っていうオールディズバンドでやってて、
1度だけ自前のイヴェント(結婚式2次会だったかな)にでてもらったことがあります。
なんとその時無謀にもギターで私テーラーが参加してしまいました(う〜ん。美女と野獣!)。
ということで2人のリズム隊はよくしってて、安心してみれるかな。
ほんとホットでヘヴィーで躍動感あるんですよ。
今回はあの曲(本放送をおたのしみに)
みごとに演奏し、審査員からもおほめの言葉を…
凄いなー!
ドラムよっちゃんはスネアとバスドラのコンビネーションがよかったとのこと
見事だなー!ちょっとバスドラもたってた?大阪セッションのつかれ?それとも大人のアトノリ?
聖子ちゃんベースも相変わらずパワフルでよかったです。
ただPAが軽めの音(多分ビートルズバンドってことで?関係者の人も音下げられるってぼやいてました)。
折角のヘヴィーなランニングベースがちょっと残念!
ジョン役の娘もヴォーカル頑張ってたし、ジョージ役の娘もオクターブ奏法で12弦を克服して渡辺香津美にほめられるし、
まとまりがあってよかったですよ。衣装もそろえてバッチしきまってた!
ぜひ今度東京公演やってくださいね。

エリック・クラプトンとジョン・メイオール2006/09/19 00:03

いったい何年間聞き続けているのでしょう。
ポップ路線に走ったヤードバーズに嫌気がさし、
脱退後の1966年に参加したジョンメイオールのブルースブレイカーズの作品です。
なんとこれがレスポール&マーシャルの元年でもあるわけです。
私にとってのクラプトンは永遠にレスポールギタリストなのです。
クラプトンがレスポール&マーシャルを編み出さなかったら、
 ジミーペイジはレスポール持ってなかったらZEPの成功もまずなかったでしょう。
 やっぱりペイジはサンバースト持ってなきゃ…
 ジェフベックは名作BLOW BY BLOWのジャケットに白のストラト?
 それじゃやっぱり売れないでしょ
なんて、勝手に解釈してますが、
それほど当時の有名ミュージシャンがこぞってレスポールを探したのは皆さんご承知の通り。
今聞いてもこのギターの音は良い音です。
レスポール万歳!マーシャル万歳!
ロックギターの基本です。
激しく、優しく、艶やかに、色っぽく、あくまでポジティブの攻撃的…
これぞディストーションサウンド!
ほんとツヤツヤ、潤いのあるモイスチャーな響きでやんす。
枝毛切れ毛のないキューティクルたっぷりの黒髪でござんす。
ふけなんか付いてません。レコードなのでちょっとあるかな。
そうそうこのレコード、
写真左が私の所有している1978年もの
写真右が最近バンド活動を伴にしている末松氏よりお借りしている1969年もの
でございます。
ジャケット自体は多分再発された私の方がオリジナルに近いのかな、なんて思ってますが、
'69ものは当時の日本版なので裏ジャケが日本語のライナーになっていて、渋さ100倍。
真ん中のJOHN MAYALLのロゴもひんまがっててかっこいい。
タイトルも
「JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON」
「JOHN MAYALL AND ERIC CLAPTON」ちょっとちがう。
69ですからもうクリームも解散した頃ですが、ライナーにはまだクリームのくの字もありません。
ライナーみてておもしろいのが「ニグロ音楽」だって。
いまやブラックミュージック、我々でも黒人音楽なのに、
ニグロ…(今では差別用語?)
大リーグより強かったニグロリーグでしか最近は聞きませんね。(だれも知らねーか。ドジャースはいる前にジャッキ−ロビンソンがいたリーグ。ジャッキーってのは黒人初の…まいいか)
とにかくこの重い、思い、歴史あるジャケット手に聞き直してみると、
時代の流れと、当時の日本の音楽事情、今の音楽シーンに与えた影響など、
計り知れない大きな意味を持ったアルバムのような気がします。
そうです、私はすぐその気になる性格なんです。
内容はエリックが神になった頃ですので、彼の演奏は見事。
メイオールのオルガン&ハープもなかなかいい味。
ベースは後のフリートウッドマックへ加入したジョンマクヴィー。いいのりしてる。
でもいかんせん、歌が…。
クラプトンもまだ、か細い声の頃ですのでメイオールのヘタウマヴォーカルでは物足りないですが、
でも当時のブリティシュブルースの父ですから、ご愛嬌ということで許しましょう。
けっこう好きですけどね。
本場アメリカ産の黒汁たっぷりのブルースではありませんが、
パワーのある若いブリティッシュホワイトブルースってのもアリですね。
(もともとこっちの方がとっつきやすかった)
私所有のものは¥1600
末松氏小有のものは¥2000
なんで後に買った方がやすいの?
当時よっぽど売れそうも無かったんでしょうね。
78年…16かあ
ホテカル〜パンクへ移行する時代。
ブルースなんて聞く人周りにいなかったし、よく見つけて買ったなー。

BLUES BREAKERS JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON 1976 LONDON RECORDS K16-P-9066(写真左)
BLUES BREAKERS JOHN MAYALL AND ERIC CLAPTON 1969 LONDON RECORDS SLC 228(写真右)
SIDE ONE
1.ALL YOUR LOVE
2.HIDEAWAY
3.LITTLE GIRL
4.ANOTHER MAN
5.DOUBLE CROSSING TIME
6.WHAT'D I SAY

SIDE TWO
1.KEY TO LOVE     愛の鍵
2.PARCHMAN FARM
3.HAVE YOU HEARD
4.RAMBLIN' ON MY MIND さすらいの心
5.STEPPIN' OUT
6.IT AIN'T RIGHT

夕陽のガンマン2006/09/25 23:40

イーストウッド
先週BSで放送していた、セルジオレオーネ特集の
「夕陽のガンマン」
やっと見終わりました。
無類のウェスタン好きにも関わらず
なぜかイーストウッドもののマカロニウェスタンにはあまり縁がなく
この夕日のガンマンもこの年になって初めて拝見したしました。
イタリア製西部劇
アメリカではスパゲッティウエスタンといいますが
日本ではマカロニウエスタン。(たしか水野晴雄あたりが名付け親じゃなかったでしょうか)
なんでまたイタリアでアメリカの西部劇作ったんでしょうね。
結果として
アメリカではあまりぱっとしなかったクリントイーストウッドという大スターを生み、
その後はフランコネロ、そしてジュリアーノジェンマというアイドルまで生み出しました。
撮影はおもにスペインだったようです。
まあ、いま日本人がチンギスハーンとってますから、それと同じですかね。
内容はといえば、いやーマカロニですねー!
最後はやっぱり復讐という所に持って行きましたね。
なぜかマカロニウエスタンは、人間のドロドロしたところや、復讐がテーマになる場合が多く
もちろん本作も最初は賞金稼ぎの話と思いきや、
全編にわたって悪役のもってるオルゴール付きの時計が悲しく鳴り響いているのが
みょーにあやしいと思ってたんですよ。
やっぱり復讐!
イーストウッドとリーバンクリーフはやっぱアメリカンなカラッとした印象ですが
悪役インディオ役の俳優がアブラギッシュでいい味出してます。
これぞマカロニ!
ラテンの泥臭さがたまりません!
実際にもウェスタンにはテキサスやメキシコ国境あたりが舞台になったものも多いので
スペイン系の人が登場するのも沢山あります。
イーストウッドのポンチョ(マント?)がかっこいいんです。ほしい!
そしてマカロニで忘れてならないのがテーマ曲のかっこよさ。
口笛でメロディ吹くなんて、今じゃ考えられないですが、
これがまた考えられないくらいかっこいい!
アメリカンウエスタンのように壮大で勇壮なオーケストラと違って、
本当安上がりですが、エレキギターと口笛が効果的に使われています。
ストーリーも音楽も俳優も、なにもかもベタですが
なんともかっこいい!
だけど見終わった後けっして気持ちよくないところがまたマカロニ。
無意味に人を殺し過ぎでござい。ちょっと残酷。
人間の泥臭い部分をこれでもかと出してくれるとこに
ラテンウェスタンの存在価値があるのでしょうか。
でもおもしろいぞ!
あすからは続…をみることにしよう…
ヒュヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜
すっかり、いいすとうっど気分!
たばこすおっかな、なんてね