諏訪内晶子/スラヴォニック2007/05/03 18:30

suwanai
CDの整理をしていたら、こんなん出てきました。
連休中はフォーラムあたりでクラシックやってますから、
これまたいい時期に発見したものだと、
久々に聴いてみると…
凄いですねー!
諏訪内さんのヴァイオリンとボリス・ベレゾフススキーさんのピアノのみ
潔し!
いや、余分なものはいらないって感じですかね。
そもそもこの諏訪内さん、1987年に15才で日本音楽コンクール1位
1990年には18才でチャイコフスキー国際コンクール優勝!
この頃からあのストラディヴァリウスを愛用してるって言うんですからおったまげたもんだ。
ギブソンどころの騒ぎじゃない。マーシャルアンプも鼻くそ同然…いやいや失礼。
TVでよく格付けチェックに出てきますが、いつもはずれてます。
どうしてもギブソンレスポール59の枯れた音が高いんだと思ってるので
熟成されたまろやかサウンドのよさがまだわかってないのかな。
チャイコフスキー国際コンクール優勝は当時かなり話題になりました。
日本人がチャイコで優勝?そんなバカな…ってなぐらいの快挙だったようで、
クラシック界の伊藤みどり…いやいや失敬、失敬、
浅田真央なんですよ!(容姿的にもこっちのほうが…)
一大事件だったのです。
パープル聴いて、クラシックも充分理解できていると勘違いしてるテーラーくんは
さっそくとびつきました。
肩書きと美人には弱いですねー。
なれないクラシックですので、購入ただけで満足ってなことになるかな、
なんて思ってましたが、
トンでもございません。ナンでも、シャーでも、ペーでもありません
超1級品です!
音が鋭いですね。パワーあるし、超攻撃的です。
イングヴェイくん、みならいなさいよ
かといって荒々しい訳ではなく、実に繊細で緻密
でも決して堅苦しくなく、艶やかで、柔らかで…
1音にして独自の音楽空間を作り出しております。
ここまでくると普通の人とは感性が違うでしょうかね。
犬しか聞こえない音波まで聞こえるとか、肌が鼓膜の様に反応するとか…
たぶんそんな怪獣みたいな神経は持ってないとはおもいますが(いや、わからんぞ)。
曲は
ドヴォルザーク 4つのロマンティックな小品 作品75より4曲
スラヴ舞曲集より3曲
ヤナーチェク  ヴァイオリンソナタより4曲
ブラームス  ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 作品120−2より3曲
ハンガリー舞曲集より4曲
です
(クラシックは題名なんだか作者なんだか形式なんだかよくわかりませんが…)
なんとも格調高い休日でした。エッヘン!
ヴァイオリンって良い音ですね…
AKIKO SUWANAI violin BORIS BEREZOVSKY piano 1998 Phillips Classics PHCP-11128