ポール・コゾフ/ザ・ハンター2007/01/30 22:34

paul kossoff the hunter
のけぞり写真で買ってしまったLP。
ジャケットがやたらカッコいい!
笑ってるよ。
レスポールしっかり握って…
しっかりチョークアップしてるって感じ。
ポールコゾフ。
泣きの帝王。ギターは鳴き…でしょうか?
いやいや彼のギターは泣き…です。
最初っから最後まで泣きっぱなし。
A4なんてほんと泣きじゃくり。
ふられたあと暗い部屋で悲しい曲聴きながら酒飲んで「ちくしょー!」
なんとみみっちい泣きべそ感がでております。
この人のビブラートって大げさな割に、嘘くさくないので好きですね。
これしかないっていうところで、これでもかと泣きじゃくる。
顔がぐしゃぐしゃ、鼻水じょろじょろ、目ん玉真っ赤にはれあがっても、まだ泣きじゃくる。
B5ハンターなんて、曲は泣いてないけど、泣いた後の妙に腹の虫がヒクヒクして笑いが止まらない
泣き笑いのような泣き…。
レスポールっていう、よっぽど頑固な楽器を使って、
常に一本調子に泣きじゃくる、でもその泣きには、いろんな表情がでてます。
いろんな意味を感じます。
人生…ですね。
当の本人は、短い人生でしたが、
数少ない彼の演奏した足跡には、世界中のさまざまなひとたちが勇気をもらい、生きていく様が重ね合わさって見えます。
作品が一人歩きするって言いますが、この人は泣きが一人歩きしてますね。
通常の感情では表しきれない、心の奥底の深層心理までが、ブルーズという音とともに、止めどなく溢れ出てくるのでしょう。
しかしこんな暗い曲ばっかりよく集めました。
いま新しいアーティストがやろうとしても、絶対、プロデューサーがOKしないでしょうね。
CDで(ネット配信で)売れそうなのって最近の曲って、同じようなのでつまんない。
(最近のっていうところがそろそろ年…。さがせばあるかも。いや、ここまでクラいアルバムなないでしょ)
そろそろこういう曲がヒットするようなサイクルになってもいいんじゃないかなあ。
音楽のも、業界にも喜怒哀楽あっていいのに。
ホラー映画がはやったりするのも、恐怖を味わいたい人が多かったからですよね。
でもここまで落ち込んだアルバムはやはり貴重かも…
部屋で一人で照明落として、
お飲物は、ブラック珈琲かバーボンストレートで
クロビールもいいかも(そういうテーラーはラガーですが)
準備万端、もう一回…

Paul Kossoff/The Hunter 1981 Street Tunes STLP 001
Side:A
1.The Worm
2.Song Of Yesterday
3.Mr.Big
4.Time Away
5.You And Me

Side:B
1.Never Take Me Alive
2.You've Taken Hold Of Me
3.Molten Gold
4. Side Kick To The Stars
5.The Hunter

コメント

_ KENNY ― 2007/02/01 00:44

ポールコゾフは泣けます。
特にライブ!
たまりませんね。

_ テーラー ― 2007/02/01 21:58

>KENNYさま
たまりません
泣きましょう一緒に!

_ シェイズのバンマス ― 2007/02/02 11:49

33年前、シェイズが産声を上げた時、最初に音出しをした記念すべき第一曲目が「ハンター」でした。
懐かしい。

_ テーラー ― 2007/02/02 12:15

>シェイズのバンマスさま
一緒に泣きましょう!

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