浅田真央やった!フィギュアスケート女子2005/11/21 00:34

浅田真央やった!
前回中国大会はスルツカヤに次いで2位、
今回フランス大会はサーシャコーエンをおさえて
なんとグランプリシリーズ見事1位、
アメリカ大会の中野に続いてトリプルアクセルも決め、後半にはトリプル、ダブル、ダブルのコンビネーションと2回のトリプル、ダブルのコンビネーションと難易度の高い技を連発して見事な金メダルでした。
ほんとオリンピックに出れないなんてもったいないですねー。
日本の女子フィギュアは層が厚いと言われますが、
素質、実力、将来性ともダントツでしょう。
変なプレッシャーかけずにのびのび育ててほしいですね。
コーチは伊藤みどりと同じ山田コーチ、
もしかして名古屋の大須リンクがホーム?
懐かしいなー。(私も十数年名古屋住んでました)
たしかアルベールビルの伊藤銀メダルのとき横断幕がでてましたよね。
今の真央ちゃんは、ほんと伊藤みどりが出てきた頃とおんなじ勢いを感じます。
名古屋っ子の心意気を12月に東京代々木で行われるグランプリファイナルでも思う存分発揮してほしいがや。
行って参りますのでリポートお楽しみに。
くれぐれもいっておきますが、おっかけカメラ小僧とは一緒にしないでください。
荒川は中国、フランスとも3位でしたが、絶好調ではないにしても結構安定してますよね。
オリンピックに照準を合わせて「あわてず、あせらず、あきらめず」(?、アテネ水泳金の柴田亜衣の名言)がんばってほしいです。

今年は初めて1/2 Stars On Iceと6/26 Dreams On Iceに行ってきましたが、
生で見ると、迫力ありますよ。
特にペアとアイスダンスはダイナミックかつ華麗。
そして世界の一級品の選手は、スケーティングが抜群にうまい!
素人の私でもスピードとキレ、安定感ははっきりとわかります。
そしてその上にスポーツとしての技の完成度と観客を引き込む演技力、
荒川静香と村主文枝の演技は、日本人の中では格が違うなと思いました。
ミキティーも大技と持ち前のかわいらしさは持ってますが、
スケーティングのキレ、スピードは今ひとつ見劣りしてました。
(次回ロシア大会からの出場、がんばれこちらも名古屋っ子だがや)
4回転ばっかり求める日本のマスコミのバカさ加減には本当にあきれます。
それ以前にやることがあるっつーの。
Dreams On Iceの時は運良く選手の出入口の脇の席で、
荒川選手が引き上げてくる時、右手をあげてハイタッチをおねだりしたら、ニコッと笑ってパチンとやってくれました。
普段厳しい表情が多いので気難しい人なのかなと思ったら、なかなかのりがよくていい人でした(?)。
真央ちゃんはほとんど自分の娘って感じ、学校にいたらかわいすぎて絶対わけもなくいじめたくなるタイプ、
もちろん笑顔で握手。
村主、安藤ご両人とは、周りの花束&プレゼント攻勢に圧倒されてお見送り。
っとそこへ、ちっちゃい選手と目が合ってしまった。
誰だろうと思いつつもこっちにきちゃったのでとりあえず握手…
よっぽど物欲しそうな顔したおじさんがかわいそうに思えたのでしょうね。
あとでパンフみたら多分、北村明子選手だと思います。
知らなくてごめんなさい、そしてこれからは応援しますので、
がんばれキタムラ!

東京国際女子マラソン 高橋尚子選手優勝!2005/11/21 00:38

東京国際女子マラソン 高橋尚子選手優勝!
マラソンの時はいつも沿道に出て、ランナーを間近で見るようにしています。
今回の東京国際女子マラソン、
もしかすると今回でコースがかわるかも知れないということなのと、
高橋選手が出るということで、ちょっと早めに気合いを入れて場所取りに…。
30分前なのに折返し地点の大森海岸交番前は人いっぱい、
なんとか4列めぐらいをキープできました。
応援旗をもらい待っていると、白バイ女性ライダー2人が目の前にやってきました。
折返しで交代するのでしょう。
ちょっぴりご機嫌のオヤジさんが冷やかし半分「がんばれよ!」と声をかけると
「がんばります!」って、結構最近の警察ってのりがいいのね。
しばらくすると役員カーがきて、ヘリコプターがきて、ドキドキわくわく…
先導車がきて、白バイレディがきて、あっ!きたきた!
高橋4番目ぐらい。
前回の東京国際女子マラソンの時は、沿道で見てもわかるほどガリガリで、無駄をそぎ落としたF1マシンって感じでしたが、今回は適度にふっくらとして人間的な体系(?)。
そしてなにより走る姿が美しい!
上下動の少ない、理想的なピッチ走法(だと思う)。
ほんとカッコイイ!
去年の千葉チャンもここまではよかったのだが(手まで振ってくれて余裕かましたわりに4位…)。
ここからは急いでTVの前へ。
よしよしまだついていってる。
25k、30k…
まだだ、いや離せないの? 足のけがは?
ジリジリする展開…
あっ!
高橋スパート!
電光石火の切れ味!
あっという間に差が広がってく…。
勝った!  とは思いつつも、ここからが上り坂、いつトラブルが起こるかわからない。
あと5k、4k、3k、2k…
シドニーの時と同じ、間違いないとは思いつつどこか安心できない胸騒ぎ、
アテネの男子マラソンの悪夢が思い出されてなんかやな感じ、
国立のゲートが見えた!
ここからは、アテネの邪魔男は出てこない。
やった、一番で国立へ…って、Qちゃんサングラスかけっぱなしだよ。
競技場入ってからおもむろにサングラスとって
ここからはウィニングラン、最終コーナー曲がったとこでガッツポーズ、
そして笑顔でGOAL!
ゆっくりと深々とトラックに向かって一礼…
よかったー!
かんどー!
ある意味オリンピックの時より感動!
強い!
そしてドラマチック!
私の本物(王道)志向を目一杯くすぐった、いや揺り動かしたレースでした。
高橋選手、あなたはほんとに偉い!そして美しい!

HOKUSAI(北斎展)2005/11/21 21:47

hokusai
世界各国から集まったHOKUSAIが版画を中心に500点展示された大規模な展覧会。会場は40分待ちでの入場ということで、これから行かれる方は寒さ、暇つぶし対策を…。

私が感じた北斎は
庶民の日常生活が生き生きと描かれて、
たとえ風景や静物であっても、
あくまで自分が今現在見ている、体験している現実空間を、
日常生活の一部としてとらえているようなところから、
背伸びのない、さりげないところに面白味を感じている作家だな、
と思いました。
行ってみれば天才肌!
モーツァルト的なこざっぱり洒落が効いてセンスがいい!
堅苦しさを感じないリラックスした作品群でした。
多分人間的にも、冗談ばかり言ってるちょっとふざけたおっちゃんだったのでは?
私の好きな作品は「百物語」シリーズでした。
「さらやしき」「笑いはんにや」「しうねん」「小はだ小平二」「お岩さん」の5点で、怖さというより、ユーモラスに感じました。
解説によると、当時「百物語」という遊びが流行っていたそうで、
夜中に怪談を一人ずつ話していき、話し終わるとろうそくを一本ずつ消していく、
百本目が消えた時に何かが起きる…
というものだそうです。
幽霊(妖怪)そのものより遊びの中にある、わくわく感、頭の中に広がっていく見たこともないものへの好奇心がうまく表現されているなと思いました。
他には、
題材として、なまこ、いか、たこ、かれい等の魚介、鮭の頭の切り身まで飛び出す始末。
私は北斎に、等身大の自分と生きている時代を素直に表現する、
永遠なる庶民派の魂を感じました。
HOKUSAI(北斎展) 東京国立博物館 2005.10.25-12.4