太宰治/人間失格2008/04/24 20:43

ningenshikkaku
折角の休日、風邪を引いて、だるーい雨の日…
なんとなく読んでた、太宰治の人間失格を、読み切りました。
私が、本なんて…
自分でも不思議ですが…

岩手は盛岡に来て8ヶ月
岩手って、岩手県人って、なんとおおらかで、しかも勤勉で真面目なんだろっ
自分の周りの人がたまたまこうなのか…?。
まあいいや、あったかいですよみんな。結構居心地いい…
はてっ
自分って…
平内(青森県東津軽郡)に生まれ、三沢で幼児期を過ごし、浅虫温泉で小中高、名古屋の大学を経て会社へ、三重県へ勤務後、花の都東京へ、そして盛岡…
自分らしさを発揮したり、見失ったり
でもやっぱり「じょっぱりこぎ」
強情っぱり、偏屈、人と一緒じゃ気が澄まない…
津軽人
なんて思いながら書店で太宰を手にして…(実は太宰初体験でした)
人前では道化し、自分の意志とは反対に人気者なのに、
いつも化けの皮がはがされることへ恐怖を感じる…
主人公の心理の描写…
妙な小説だとは思いながら、なんとなくズルズルと引き込まれてしまう
奇妙だとはおもいながらも、妙に身につまされる感覚
自分の中にある人に言えない恥ずかしい部分をズイっと突きつけられたような
もともと文章読むのが苦手なので、ときどき睡魔と戦いながらだったので
筋自体はすっかり飛んでるところがありますが
なんか深層心理をえぐられたような
自分のルーツを考えさせられたような
いやいや、人間って結構みんな同じなんだなっていうか
ストーリーや表現方法に感動するってのじゃなくて
読んでる自分が何かを考えてるっていう
一風変わった感覚に陥りました。
読みながら、つねに自分を考えてるんです。
芸術ってすごいですね
心に向かって何かが飛んでくるんですね。
不思議だ
ブルーズだ!
そう、
ブルーズだ!
ちょっとパンキーなブルーズ…
またなんか読んでみたい太宰治…おそるべし
BGMにはコルトレーンがよく似合う
なんにしても文章が短くて(本が薄くて)いい!