夕陽のガンマン2006/09/25 23:40

イーストウッド
先週BSで放送していた、セルジオレオーネ特集の
「夕陽のガンマン」
やっと見終わりました。
無類のウェスタン好きにも関わらず
なぜかイーストウッドもののマカロニウェスタンにはあまり縁がなく
この夕日のガンマンもこの年になって初めて拝見したしました。
イタリア製西部劇
アメリカではスパゲッティウエスタンといいますが
日本ではマカロニウエスタン。(たしか水野晴雄あたりが名付け親じゃなかったでしょうか)
なんでまたイタリアでアメリカの西部劇作ったんでしょうね。
結果として
アメリカではあまりぱっとしなかったクリントイーストウッドという大スターを生み、
その後はフランコネロ、そしてジュリアーノジェンマというアイドルまで生み出しました。
撮影はおもにスペインだったようです。
まあ、いま日本人がチンギスハーンとってますから、それと同じですかね。
内容はといえば、いやーマカロニですねー!
最後はやっぱり復讐という所に持って行きましたね。
なぜかマカロニウエスタンは、人間のドロドロしたところや、復讐がテーマになる場合が多く
もちろん本作も最初は賞金稼ぎの話と思いきや、
全編にわたって悪役のもってるオルゴール付きの時計が悲しく鳴り響いているのが
みょーにあやしいと思ってたんですよ。
やっぱり復讐!
イーストウッドとリーバンクリーフはやっぱアメリカンなカラッとした印象ですが
悪役インディオ役の俳優がアブラギッシュでいい味出してます。
これぞマカロニ!
ラテンの泥臭さがたまりません!
実際にもウェスタンにはテキサスやメキシコ国境あたりが舞台になったものも多いので
スペイン系の人が登場するのも沢山あります。
イーストウッドのポンチョ(マント?)がかっこいいんです。ほしい!
そしてマカロニで忘れてならないのがテーマ曲のかっこよさ。
口笛でメロディ吹くなんて、今じゃ考えられないですが、
これがまた考えられないくらいかっこいい!
アメリカンウエスタンのように壮大で勇壮なオーケストラと違って、
本当安上がりですが、エレキギターと口笛が効果的に使われています。
ストーリーも音楽も俳優も、なにもかもベタですが
なんともかっこいい!
だけど見終わった後けっして気持ちよくないところがまたマカロニ。
無意味に人を殺し過ぎでござい。ちょっと残酷。
人間の泥臭い部分をこれでもかと出してくれるとこに
ラテンウェスタンの存在価値があるのでしょうか。
でもおもしろいぞ!
あすからは続…をみることにしよう…
ヒュヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜
すっかり、いいすとうっど気分!
たばこすおっかな、なんてね